たくさんのミツバチが殺される

9月9日のブログ「改良スズメバチ捕獲器を検証」では、スズメバチ捕獲器を2段から3段に改良したことで、「昨年までよく起きていたのですが、2段目でスズメバチにたくさんのミツバチが殺されると言うこともありませんでした」と書いたのですが、9月18日、その恐れていたことが起きてしまいました。2時間弱外出して帰宅すると、5群に設置しているスズメバチ捕獲器の2段目の中で、オオスズメバチとミツバチが戦っていました。既にたくさんのミツバチが殺されているようです。

9月18日16時21分撮影

捕獲器を外して、死んだミツバチを取り出しました。

殺されたミツバチ

殺されたミツバチの数を数えてみると、102匹でした。
スズメバチ捕獲器を2段から3段にしていても、安心できないことが分かりました。ただ、3段にしていることで、このような事態が起きるリスクが少なくなっているとは思うのですが。
ところで、3段に改良したスズメバチ捕獲器は5群の他にも、2群・4群・6群に設置しているのですが、5群は他の群とは違って、巣門の周りにより多くの働きバチが待機しています。また、過去にコガタスズメバチを倒しています。5群が、積極的に戦いに挑む態勢でいることが、今回の事態を招いたのかも知れません。

改良スズメバチ捕獲器を検証

8月29日に改良スズメバチ捕獲器を設置(市販の2段式を3段に改良)しましたが、11日経った今日9月9日、その結果を見ることにしました。
既に9月6日からはオオスズメバチが飛来しなくなっており、コガタスズメバチの飛来も少なくなってきました。ですから、今日結果を見ることにしたのは、これ以上、捕獲器の有効性を検証する機会を延ばしても、検証の結果は変わらないように思えたからです。

2群に設置の場合:

3段に4匹入っている
2段には1匹入っている
3段の4匹 いずれもオオスズメバチだ
2段の1匹 こちらもオオスズメバチだ

4群に設置の場合:

3段の様子
同じく3段の様子 2段には死体はなかった
3段には合せて4匹の死体があった 右からオオスズメバチ、未同定(クマバチ?)、セイヨウミツバチの雄2匹

5群に設置の場合:

3段に7匹入っている
2段の様子
同じく2段の様子
3段の7匹 6匹がオオスズメバチ、キイロスズメバチが1匹
2段の2匹 右がキイロスズメバチ、左がオオスズメバチ

6群に設置の場合:

3段に2匹入っている
これは2段ではなくその下 なぜここで死んでいるのか不明
3段の2匹 右がキイロスズメバチ、左がオオスズメバチ
2段下の1匹 オオスズメバチだ

これらの様子から、改良して取り付けた3段目により多くのスズメバチが入ったことが分かります。このことから、2段目から3段目に繋がる通路の構造が適切であったと言えます。また、昨年までよく起きていたのですが、2段目でスズメバチにたくさんのミツバチが殺されると言うこともありませんでした。
この改良スズメバチ捕獲器は有効なようです。

ちなみに、市販の3段式の捕獲器も機能していました。

22群に取り付けた市販の3段式スズメバチ捕獲器
3段にオオスズメバチが1匹だけ入っていた

スズメバチ巣駆除器の試みでオオスズメバチを見なくなった!?

スズメバチ巣駆除器の試みでは、オオスズメバチの場合、8月30日の初回に12匹を対象にしています。その後、記録の限りですが、9月4日にオオスズメバチを3匹対象としました。
9月5日、オオスズメバチを2匹、巣駆除器に一緒に入れると喧嘩を始めましたので、近辺に少なくとも複数のオオスズメバチの巣があることが分かりました。

9月5日15時40分撮影
15時40分撮影
15時42分撮影

同日のその後、オオスズメバチを順次6匹捕らえましたが、この6匹は喧嘩がなく、同一の巣から来ていたようです。

9月5日17時3分撮影

6匹共に毒蜜を飲んだわけではないようでしたが、放ちました。

外へ出られるようにしているが、2匹はしばらくの間残って毒蜜を吸い続けた 17時25分撮影

この翌日の6日、オオスズメバチを見かけなくなりました。そして、7日、8日になってもオオスズメバチが飛来しません。まだ、仮の結論ですが、近辺のオオスズメバチの巣が巣ごと駆除された可能性が高いように思います。ただ、追記しておきたいことは、5日の15時40分時点では複数のスズメバチの巣があると考えられるのですが、その後の17時台で駆除の対象としたのが同一の巣のスズメバチだとすれば、辻褄が合わないことです。

2種のスズメバチを捕獲

9月4日に引き続き、キイロスズメバチを捕獲しました。また、初めてヒメスズメバチを捕獲しました。いずれもミツバチを狩りに来ていました。

キイロスズメバチ 9月4日10時45分撮影
キイロスズメバチ 9月7日15時52分撮影
ヒメスズメバチ 9月7日16時1分撮影

ヒメスズメバチは、スズメバチ巣駆除器の中で、毒蜜を少し飲んだようです。後に放ちました。

毒蜜を飲んでいるようだ 16時33分撮影

13群の異変

13群は、4月23日に2群から小規模で分蜂したセイヨウミツバチで、自作の簡易ニホンミツバチ待ち箱で飼育しています。

13群の巣箱 フェンス側に巣門がある

巣門の前にスズメバチがいるところを何回も見たのですが、そのスズメバチは、巣門の前に留まってじっとしているのです。まるで、自分の巣であるかのように見えました。ミツバチは出入りしていません。
既にミツバチはいなくなっているのでしょうか。巣箱本体を外してみました。

底箱の様子 ミツバチが僅かしかいない ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいない 9月7日13時1分撮影

ところが、意外にも巣板にはミツバチがいました。

13時1分撮影

巣箱本体を元に戻しました。これからの時期、増勢して勢いを取り戻せばいいのですが。

2020年スズメバチ飛来・捕獲数

昨年の自宅の庭でのスズメバチの飛来・捕獲数をまとめてみます。
下記の表のようになります。

重要:数字は、その日に飛来した全ての匹数ではありません。限られた時刻・時間内に飛来を目撃した、または捕虫網で捕獲できたということです。また、粘着による捕獲では、終日とはなりますが、飛来してきたスズメバチの内、粘着で捕らえられた個体数に過ぎません。
ちなみに、匹数の多少は、天候にも因ります。

①9月18日の17匹は、捕獲した匹数ではなく、飛来してきた数を表しています。同一のスズメバチを繰り返し観察していた可能性があります。
②空白の箇所は、観察しなかった日です。飛来がなかったと言うことではありません。
③10月18日までは、①同様飛来した数です。
④10月19日から12月9日までは、捕獲した数で、捕獲の方法としては、粘着によるもの、捕獲器によるもの、捕虫網によるもので混在しています。期間の後半は、主に粘着によるものです。

12月になってからは、粘着による捕獲数が減っていきます。そして、12月9日以降は、粘着での捕獲ができなくなります。このことにより、岡山市の自宅周辺では、12月の上旬で飛来する季節が終わったと考えています。

フィプロニルの遅効性とは その時間は? その2

午前中の実験に引き続き、フィプロニルの遅効性について実験をしました。
1例目:

オオスズメバチ2匹が毒蜜を飲む 9月5日16時18分撮影
別容器に移した 16時28分撮影
押さえ板を押し上げて逃げたのだろう1匹になっていた 17時10分撮影

2例目:(1例目より小柄)
もう1匹、実験対象にしました。こちらもオオスズメバチです。

毒蜜を飲んでいるところ 18時1分撮影
スズメバチ巣駆除器の中に留めた 18時8分撮影

2例目は、19時44分時点で既に排泄をしていました。1例目は19時52分に排泄をしました。

2例目の排泄 19時44分撮影
左が1例目、右が2例目のオオスズメバチ 19時52分撮影

この時点で、2例共にフィプロニルの効果が現れているようです。更に20分後には、自由に歩けなくなっていました。

20時12分撮影

1例目は16時20分頃、2例目は18時ごろに毒蜜を飲んでいますから、服毒には1時間40分ほどの時間差があるわけですが、症状はほぼ同じ頃に現れたことになります。
薬効が現れるまでの時間は、1例目ではほぼ3時間30分、2例目は1時間45分となります。午前中に行ったコガタスズメバチの場合は、2時間強でしたので、薬効が現れるまでの時間は様々であることが分かります。
何れにせよ、2時間程度は薬効が現れないのなら、その間に、帰巣したスズメバチから仲間に毒剤が広がるのでしょう。
この後、22時ごろまで観察を続けましたが生きていました。翌日になって、死んでいるのを確認しました。

右が1例目、左が2例目のオオスズメバチ 9月6日撮影

フィプロニルの遅効性とは その時間は?

スズメバチ巣駆除器で使う駆除剤には、フィプロニルが含まれているのですが、その特性として遅効性があります。では、この遅効性とはスズメバチの場合、どの程度の時間なのでしょうか。ここで使う駆除剤は、「アース ハチの巣コロリ スズメバチ用」です。
9月5日、コガタスズメバチを1匹捕らえて、巣駆除器の中に入れました。

毒蜜を吸い始めた 9月5日9時51分撮影
別の容器に移し入れた 9時54分撮影

12時頃まで時々観察していましたが、特に異常な動きはありませんでした。12時から食事をとっていたのですが、12時38分に見ると、その場で動かなくなっていました。ただ、死んでいたわけではなく、脚がピクピク動いていましたし、刺針を出入りさせていました。全く動かなくなったのは、それから数分後でした。

まだ死んではいなかったが動けなくなっていた 12時38分撮影
完全に動かなくなった 12時40分撮影

このコガタスズメバチは、9時50分ごろに毒蜜を飲み始め、12時40分ごろに死にました。その間は、2時間50分になりますが、12時頃までは異常ではなかったとすると、だいたい2時間強で薬効が現れたのでしょう。
遅効性の要素としては、摂取した量に因る他、変温動物ですので気温にも因るでしょうし、その間の活動量にも因ると思いますので、このようなだいたいの時間でよいでしょう。

21群の異変

9月5日、21群の異変に気づきました。
21群の巣箱は、18mm厚の杉集成材で作ったのですが、底箱の側面を集成材の横切り材で作ったため、崩壊が始まっていました。その修理をしようと巣箱を持ち上げようとしたのですが、とても軽いのです。観察窓を開けてみると、巣脾にミツバチが1匹も見当たりません。巣門を出入りするミツバチもいないようです。

観察窓を開けたところ ミツバチが1匹もいない 9月5日11時9分撮影

分蜂して入居した時には大家族だったのですが、いったいどうなっているのでしょうか。以前から気にはなっていたのですが、雄バチ用の巣房が多かったことと何か関係があるのでしょうか。

雄バチ用の巣房が下方へと連なっている

てっきり逃去したか全滅したと思って、巣箱本体を持ち上げ踏み石の上に横置きすると、ミツバチがいました。

11時41分撮影

巣門側の2・3枚の巣板に集まっていました。底箱にはヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
底箱を取り替え、巣箱本体を元に戻しました。

セイヨウミツバチが大量死

9月4日、巣箱の前に大量のセイヨウミツバチが死んでいました。「9群」です。

9月4日9時47分撮影

咬み砕かれた死体はありませんでした。また、奇形の成体もありませんでした。
底箱替えをして、巣箱の底を見ました。

9時58分撮影
右上に写っている紐状のものは麻紐 9時58分撮影

やはり咬み砕かれた死体も奇形の成体の死体もありません。7月20日以来底箱を替えていませんでしたが、ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
巣箱の中はかなり閑散としていました。

巣箱の中 働きバチの数がかなり少ない 9時59分撮影

農薬が原因のように思うのですが、確かめ方が分かりませんので、死因の特定はできませんでした。

スズメバチ巣駆除器の試み

8月30日、スズメバチ巣駆除器を使うことにしました。
8時過ぎに始めたのですが、直ぐにオオスズメバチを2匹捕獲しました。1匹を捕虫網からプッシュバイアルに移し、更に巣駆除器に入れました。短時間の内に毒液を吸い始めました。

毒液を吸うオオスズメバチ 8月30日8時5分撮影

その後、直ぐに逃がしました。オオスズメバチは巣駆除器から外へ出ると、回転しながら上昇し飛び去りました。
もう1匹の方を見ると、僅かな時間しか経っていないのですが、捕虫網に咬みついたまま死んでいました。

8時9分撮影

どうやら、朝とは言え、とても強い直射日光に当たって熱死したようです。オオスズメバチは、熱には弱いようです。
この後は10時頃まで、スズメバチを捕獲後、毒液を飲むのを確認してから放ちました。

3匹を一緒にした 喧嘩がなかったので同一の巣のオオスズメバチ 8時18分撮影
オオスズメバチ 8時24分撮影
オオスズメバチ この2匹も同じ巣のようだ 8時33分撮影
オオスズメバチ 8時38分撮影
こちらはコガタスズメバチのようだ 9時51分撮影

8時からの約2時間で、オオスズメバチは8匹、コガタスズメバチは1匹、毒液を飲ませることができました。
続きは、夕刻になって再開しました。まず、コガタスズメバチを続けて2匹捕獲したのですが、毒液を飲もうとしませんでした。この2匹のコガタスズメバチは、巣駆除器から取り出しました。その後オオスズメバチを捕獲したのですが、こちらも毒液を飲もうとしません。そのまま、巣駆除器に留めましたので、2匹、3匹、4匹と増えて行きました。

3匹になった頃 17時38分撮影

ところが、18時直前になって急に毒液を飲み始めました。

毒液を飲み始めた 17時58分撮影

この4匹は、喧嘩をしなかったので、同一の巣から来たようです。この後この4匹を放ちました。

こうした方法で、スズメバチの巣を巣ごと駆除できるのでしょうか。後日も引き続き試みようと思います。

オオスズメバチの女王蜂を2ヶ月間に25匹捕殺

今年初めてオオスズメバチの女王蜂を見たのは4月21日でした。この日、2匹を捕殺しました。
以後記録を辿ると次のようになります。

  5月11日  1匹捕殺
  5月12日  1匹見る
  5月14日  1匹捕殺
  5月17日  1匹見る
  5月18日  2匹捕殺
  5月22日  1匹捕殺
  5月26日  2匹捕殺
  5月28日  1匹捕殺
  5月29日  1匹見る
  5月31日  1匹捕殺
  6月01日  2匹捕殺
  6月05日  2匹捕殺
  6月07日  5匹捕殺
  6月11日  1匹捕殺
  6月13日  1匹捕殺(毒殺)
  6月16日  2匹見る
  6月17日  1匹捕殺
  6月18日  1匹捕殺
  6月22日  1匹捕殺
  6月25日  1匹見る

これ以降は、女王蜂は見かけませんでした。女王蜂を捕殺した数を数えると、25匹になります。
今朝は、かなりの数の標準的な大きさのオオスズメバチの働きバチが飛来しましたが、4月末から6月末までの2ヶ月間に捕殺できなかった女王蜂の巣から来ているのでしょう。これからオオスズメバチの飛来シーズンがやって来ますが、捕殺した効果があればと願います。

改良スズメバチ捕獲器を設置

スズメバチの捕獲器を設置しました。今回設置した捕獲器は、2段式のものを昨年改良して3段にしたものです。
2段ですと、捕獲したスズメバチに向かってミツバチが攻撃しに行くので、たくさんミツバチが殺されると言うことがしばしば起こっていました。そこで、スズメバチが2段目から3段目へと移動するようにしました。こうすることで、捕獲されたスズメバチをミツバチが追撃することがなくなり、結果ミツバチが死ぬことがなくなるはずです。
「なくなるはず」と書いたのは、実は昨年、スズメバチが飛来する数がずっと減った頃に3段へと改良したため、検証できていないからです。今年、結果がどうなるか楽しみです。

表面 元々は2段式の捕獲器 3段目の中はミツバチからは見えないようにしている
裏面(巣箱側)
側面 3段目にもアクセスドアがある
増設した3段目 径2mmのアルミ線を巻いて不可逆構造にしている
オリジナル10枚箱に取り付けたところ 上部の引掛で捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
4箇所に設置 右奥から6群、2群、5群、一番左が4群

22群には市販の3段式捕獲器を取り付けました。

22群 市販の3段式捕獲器
市販の2段式スズメバチ捕獲器の寸法 最上部の灰色の部分を付け加えて、捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
3段目の設計図

スズメバチ巣駆除器作成

スズメバチの巣を巣ごと駆除する商品が2社から発売されています。いずれも餌にフィプロニルという毒の薬剤を使っています。これらの商品には、ミツバチが嫌がる成分を配合しているとのことですが、注意書きには、ミツバチの巣箱近くでは「使用しない」または「使用を避ける」とあります。
この両者の説明は矛盾しているようで、何か判然としません。そこで、確実にミツバチに害を及ばせないために、「スズメバチ巣駆除器」を作りました。

スズメバチ巣駆除器 駆除剤はアース製薬のものを使っている
上面図 駆除剤の横にスズメバチが入れないように三角形の仕切がある
側面図 本体は上下が分離できる また、図では左右2図に分けて描いているが一体のもの
側面図 アクセス側

この巣駆除器は、スズメバチを自然に呼び込むのではなく、捕虫網で捕らえて一旦プッシュバイアル(フィルムケース様のもの)に入れ、アクセス窓から巣駆除器の中に入れます。スズメバチが、毒剤を飲むのを確認してから放ちます。こうすることにより、ミツバチが毒剤を飲むリスクが完全に無くなります。

最後の分蜂は7月22日だった

7月22日に40群の分蜂があって、今日でちょうど1ヶ月になります。7月22日以降は、分蜂を見ることはありませんでした。ことしのセイヨウミツバチの分蜂は7月22日を持って終わったようです。
振り返ると今年最初の分蜂は、3月26日でした。およそ4ヶ月に渡って分蜂があったことになります。
昨年3月27日に購入したのが「2群」です。この2群からの分蜂群を6月11日に捕獲し、2つの群が生き残りました。それが「4群」と「5群」です。今年は、これら3つの群が当初は分蜂元となり、7月22日までに35回に上る分蜂を繰り返しました。その内、現在飼育しているのは、21の群になります(6月の中ごろからは、1例を除いて、意図的に逃去させてきたため)。

セイヨウミツバチがスズメバチを倒す

「熱殺蜂球」と言えば、ニホンミツバチがスズメバチを死に至らしめる蜂球ですが、セイヨウミツバチには、その習性がないとされています。
8月1日、ふとセイヨウミツバチの5群の巣箱を見ると、巣門前で蜂球を作っていました。そのこと自体は時々あることですが、よく見るとスズメバチらしいハチが蜂球の中にいるようです。ほんのしばらくして、その蜂球の一部が芝生の上に落ちました。

蜂球の一部が落ちた後 8月1日9時42分撮影
芝生の上に落ちた蜂球の一部 9時43分撮影

その続きは観察していませんが、夕刻になって見に行くと、スズメバチが死んでいました。

8月1日18時54分撮影

このスズメバチはとても小柄で、コガタスズメバチだろうと思っていました。今日になって実体顕微鏡で頭部を見ると、やはりコガタスズメバチのようです。(オオスズメバチとコガタスズメバチの頭部での見分け方には2つの方法があります。1つは頭楯の下部がオオスズメバチは突起が2つ、コガタスズメバチは突起が3つです。もう1つは、2本の触角の付け根の間の形の違いです)

頭楯の突起が3つあるように見える。また、2本の触角の付け根の間の形からコガタスズメバチのようだ 8月16日撮影
参考:オオスズメバチの頭部
参照:コガタスズメバチの頭部

セイヨウミツバチが、小柄とは言えコガタスズメバチを倒したのですが、「熱殺蜂球」に因るものだったのでしょうか。そのようにも思えたのですが、別のようにも考えられることに気づきました。
スズメバチが襲ってきたのですから、ミツバチは集団で応戦したのでしょう。すると、スズメバチを複数匹で取り囲むことになります。それが蜂球になります。多くのミツバチから反撃されて、やがてスズメバチは死に至ります。問題は、その際、死因が「熱殺」であったかどうかです。
そのように考えてもう一度写真を見ると、この蜂球では熱が篭りそうにはありません。恐らく、コガタスズメバチを死に至らせたのは「熱殺」ではなかったのでしょう。

分蜂 39群・40群

7月20日に34回目の分蜂がありました。「39群」と名付けます。この39群の分蜂元は2群で、隣宅の高木の上部に蜂球を作りました。大規模な分蜂でした。翌日の午前中に逃去しました。

39群 分蜂元の2群 7月20日9時31分撮影
39群 隣宅の高木の上部に蜂球を作った 9時31分撮影 翌日の午前中に逃去

7月22日にも分蜂がありました。35回目の分蜂です。「40群」と名付けます。この40群の分蜂元は不明です。分蜂の規模も分かりません。
40群に気づいたのは、逃去する時になってのことでした。いつの間にかヤマモモに蜂球ができていたようで、夕刻、ちょうどヤマモモの近くにいて、そこから逃去する際の羽音で気づきました。写真を撮る間もなく飛び去って行きました。

擬似分蜂

7月13日に38群が分蜂した後の7月15日、とても小さな蜂群がありました。

アキグミに集まった蜂群 7月15日8時41分撮影
アキグミの蜂群の直下の様子 8時48分撮影

芝生の上の蜂群の中に、女王蜂かまたは死んだ女王蜂がいるのではないかと思い、調べてみましたが見つけることはできませんでした。また、アキグミの蜂群も少し崩しながら調べてみましたが、こちらも女王蜂を見つけることができませんでした。
結局、この蜂群は分蜂群とは言えないようなのですが、この蜂群の由来等については何も分からないままでした。

分蜂 35群から38群

前回の29回目の分蜂(7月2日)の後、7月13日までに4回分蜂がありました。

群名  分蜂日  分蜂元  蜂球を作った場所・規模   逃去日
35群  7月 3日  21群   アキグミ   大規模   7月6日昼頃逃去
36群  7月 10日  19群  ヤマモモの横のフェンス 中規模  7月13日昼頃逃去
37群  7月 13日  不明  ヤマモモ雄木  小規模  7月17日午前逃去
38群  7月13日  不明   ビックリグミ 大規模   7月14日午後逃去

分蜂してから逃去するまでの日数が長くなっています。37群は5日かかっていて、35群と36群は4日かかっています。それ以前に逃去したセイヨウミツバチの群が9群あり、ニホンミツバチは5群ありました。このことで、近辺に適した営巣場所が少なくなってきているのかも知れません。

35群 21群から飛び出す分蜂群 7月3日9時4分撮影
35群 アキグミに蜂球を作り始めた 9時10分撮影
35群 蜂球 11時7分撮影 4日後の7月6日昼頃逃去した
36群 分蜂元の19群 7月10日8時27分撮影
36群 分蜂群は既に巣箱から出てしまったようだ 残された働きバチの数が少ない 8時28分撮影
36群 ヤマモモの横のフェンスに蜂球を作り始めた 8時36分撮影
36群 9時33分撮影
36群 7月13日の様子 蜂球ができて4日が経っている 8時28分撮影 この日昼頃逃去した
37群 ヤマモモの雄木に蜂球 右上の蜂球は36群 7月13日8時48分撮影
37群 分蜂して5日目の7月17日午前、逃去して行った 7月17日10時7分撮影
38群 空を舞う 7月13日8時27分撮影
38群 ビックリグミに蜂球 8時45分撮影
38群 7月14日10時41分撮影 この後午後に逃去 

底箱の汚れ

スムシ対策として、自作の巣箱では底箱を2個作り、底箱を極く短時間で交換することで、巣箱の底の清掃をしています。
下の2つの写真はほぼ2週間後に取り替えた底箱です。

上写真と下写真の底箱の仕様の違いは、上は巣門が底面にあるのに対して、下は巣門が底面にはなく巣箱本体の途中にあります。その仕様の違いによる汚れの違いはあまりにもはっきりとしています。巣門を巣箱の底面に作るべきでしょう。

次もほぼ2週間後に取り替えた底箱です。

底箱を取り替えてしばらくしてから撮影しましたから、働きバチの数が少なくなっていますが、上の巣箱では、底箱まで働きバチで一杯でした。それに対して、下の巣箱は働きバチの数が少なく、底箱を埋め尽くすほどではありませんでした。その違いが、汚れの量の違いとなって現れています。

巣箱の底を清潔に保つには、底箱に数多くの働きバチがいるのがよいのでしょう。このことを言い換えれば、箱底の「ハチ密度」が高いほどよいと言うことになり、箱底の底面積を狭くすることで「ハチ密度」を高めることができるとも言えます。これは、どのような巣箱を作るかを考える際に考慮すべき知見になることでしょう。