4月30日から今日(5月6日)までに逃去した分蜂群は5群あります。
48群




52群



53群



54群



55群



4月30日から今日(5月6日)までに逃去した分蜂群は5群あります。
48群
52群
53群
54群
55群
5月2日に、初めて分蜂群の自然入居を観察したばかりでしたが、今日5月4日にも西洋ミツバチの自然入居がありました。
正午前、前回と同じ庭の西方の巣箱置き場に置いてあった重箱式の西洋ミツバチ用の巣箱に分蜂群が集まっていました。
巣門直下にもたくさんのハチがいました。よく見ると、働きバチの体色はどの個体も同じですが、雄バチの体色は大まかに言って2種類あるようです。
大部分のハチが重箱式の巣箱に入ったので、巣箱を池のほとりに移動しました。
ところが、巣箱置き場に残っていたミツバチたちは、すぐ隣りにおいてあった縦長式の巣箱に集まるようになり、巣箱の前面をかなりの数の働きバチが飛び交うようになりました。そこで、捕虫網で飛んでいるハチを捕らえ、池のほとりの巣箱まで持っていって、放つと言うことを繰り返しました。しかし、なかなか巣箱置き場のミツバチが減りませんでした。そうこうしている時、捕虫網の中に女王バチが入っているのに気づきました。女王バチが巣箱の前面で飛んでいたことになります。なぜそのようなことになるのかは分かりませんでした。ですが、女王バチを池のほとりの巣箱の中に入れて以降は、巣箱置き場のミツバチが明らかに減っていきました。
ところで、自然入居した重箱式の巣箱には、滅亡した群が作った巣板がそのままぎっしりと詰まっています。新たに巣板を作る空間はほぼないと考えられますので、分蜂時に腹部に溜め込んだ蜜からミツロウを作る必要がないように思えます。運んできた蜜を巣房に貯めているのでしょうか。
この分蜂群は、前日の5月3日に分蜂して、幸水梨に蜂球を作っていました。今日になってもまだ飛び立っていなかったのですが、巣箱置き場に大量のミツバチがやって来た直前には、蜂球がなくなっていました。状況から考えて、自然入居したのはこの分蜂群です。ただ、この分蜂群がどの巣箱から出たのかは分かりません。
この分蜂群を51群と名付けます。
庭の西方に西洋ミツバチやニホンミツバチ用の空き巣箱を置いています。その空き箱を訪れるミツバチがいましたが、何かを得るために出入りしているようでした。
ところが、5月1日、その空き巣箱置き場から、ミツバチの羽ばたく大きな音が聞こえてきました。見ると、大群がオリジナルの10枚巣箱周辺に群がっていました。
しばらくして巣門直下を見ると、死んでいる働きバチがいました。
オリジナル10枚巣箱に入居し始めて、恐らく1時間半ほど過ぎた頃に見に行くと、ほとんどの働きバチが巣箱の中に入っているようでした。ただ、巣門直下にはかなりの数の働きバチが残っていて、死んでいるか、死にかけていました。
どうやら戦いがあったようです。スモン直下に働きバチが多数いたのは、戦っていたからなのでしょう。恐らく、分蜂群がやって来る以前から、この巣箱に出入りしていたミツバチがいて、そのミツバチを分蜂群が追い払ったのでしょう。
この自然入居した分蜂群が入った巣箱は、元4群を設置していた場所に置きました。この分蜂群を49群と名付けます。
ところでこの49群はどこからやって来たのでしょうか。前日の1日の早朝に、清水白桃に蜂球があることに気づき、2日の午前中もまだ留まっていた分蜂群がありました。この自然入居に気づいた時、その分蜂群の蜂球がなくなっていましたし、分蜂群の規模から考えても、清水白桃に蜂球を作っていた分蜂群に違いないように思えます。
4月30日に12群から分蜂がありました。二十世紀梨に蜂球を作りました。
これまでは、蜂球を巣箱の中に入れて、強制的に捕獲していましたが、今回は、巣箱に自然に入るかどうか試してみることにしました。市販の10枚巣箱を蜂球の直ぐ傍に置き、分蜂元の巣箱から蜜巣枠を1枚取り出し、新しい巣礎枠2枚と一緒に巣箱に入れました。
しばらくすると、働きバチが巣箱を出入りするようになりました。
しかし、翌日になっても巣箱の中に入っていませんでした。
そこで、逃去のリスクを避けるため、強制捕獲しました。巣箱は、南斜面の下に置きました。
この分蜂群を47群と名付けます。
時機を逸した感がありましたが、4月25日、5群と6群の王台と王椀を除去し、分蜂を防ぐことにしました。
この2つの群は、自家製の10枚巣箱で飼育していて、この巣箱用に継箱を2つ作っていました。これまでも、この継箱を使ったことがありますが、継箱の巣枠では採蜜ができていませんでした。分蜂させたのがその原因と考えています。
5群と6群ともに、王台はいずれもまだ羽化していない状態でした。
これで分蜂を防げると一安心していたのですが、間もなく6群の様子が少しおかしいことに気づきました。かなりの数の働きバチが巣門から出て来ていました。それからしばらくして、11時過ぎ、分蜂が始まってしまいました。元々、今日、分蜂が起こる日だったのかも知れません。
44群が蜂球を作った全く同じ場所(ムベの木がある網状のフェンス)に蜂球を作り始めました。
6群を分蜂させないつもりだったのですから、この分蜂群をどう扱うか迷いました。これまで通り、この分蜂群を独立させることはできますが、そうすると、元の6群の王台を全て除去してしまっているのですから、6群は卵から女王バチを育て直さなくてはならなくなります。しかし、自然界では、このような条件(王台がない状態で分蜂する)は存在していないわけですから、本能が対応できるかについての知見が私にはありません。
しかし、そもそも分蜂させてしまうと、継箱での採蜜ができなくなるのですから、分蜂がなかったことにするのが良いのです。それには、分蜂群を元の巣箱に戻すことです。
そんなことができるのでしょうか。できたとして、元の群と分蜂群の間で死闘が起きないのでしょうか。
6群の巣箱と全く同じ自家製の10枚巣箱を用意しました。その巣箱の中に、今朝、6群の継箱に入れた4枚の巣枠を全て取り出して入れました。
そして、この巣箱を蜂球の直ぐ近くに置き、分蜂群を半数程捕獲しました。
しかし、その半数の中に女王バチが入っていたようで、やがて巣箱の巣門に多数の働きバチが集まるようになり、働きバチが巣門から中に入っていきました。
15時過ぎ、ほとんどの働きバチが巣箱に入ったので、巣箱を6群を置いている場所に運びました。6群巣箱を巣箱台から外し、分蜂群巣箱を巣箱台に載せました。それから、6群巣箱の巣枠を何枚か分蜂群巣箱に入れ、継箱を載せて、残りの6群巣箱の巣枠を継箱に全て移動しました。蓋をして、これで分蜂群と6群の合同が完了です。
心配ごとは杞憂でした。6群と分蜂群は争うことなく、1つの群れに戻ったようです。
4月20日、13時過ぎ、どこかの群から分蜂が始まっていました。
飼育群を見て回ると、27群から分蜂したみたいでした。27群は貸与した先で4月11日に分蜂しています。だとすると今回が2度目と言うことになります。
ところが、しばらくすると分蜂群は蜂球を作ることなく、27群箱に戻っていきました。
翌日の21日の10時過ぎ、今日もどこかの群から分蜂していました。分蜂元を探すと、昨日の27群でした。
ヤマモモの木に蜂球を作りました。
捕獲しやすい場所です。「赤い屋根の巣箱」の「B」に捕獲しました。
この群を45群と名付けます。
4月20日の11時頃、気づくと分蜂が始まっていました。9つある巣箱の全部を見て回りましたが、分蜂元らしい群は分かりませんでした。
網状のフェンスを挟んで蜂球ができましたので、捕獲し難い状態でした。そこで、何回か捕獲を繰り返しました。
巣箱は、「赤い屋根の巣箱」の「A」を使いました。
底箱と本体との隙間から、多数のハチが巣箱の中に入っていったのですが、それでも巣箱の外に多数のハチが残っていました。底箱の下には塊ができていましたので、小さいコンテナーですくうように捕獲し、巣門側に放ちました。すると、その塊の中から女王バチが出て来ました。女王バチは間もなく、巣箱の中へと入って行きました。
巣箱の裏面に多数の働きバチが集まったり、底箱の下に塊があったのは、女王バチが巣箱の裏面にいたからなのでしょう。
ただ、捕獲群は全て巣箱の中に入れたので、幾度か捕獲した群れの中には女王バチはいなかったことになります。女王バチが、後から巣箱の裏面に飛んできたのでしょうか。
この分蜂群を44群と名付けます。
12群が分蜂し始め、出戻った同じ日、4月19日、17群が分蜂していました。但し、小規模で巣箱前のフェンスの基礎になっているコンクリートブロックの穴の中に集まっているようでした。
この分蜂群を43群と名付けます。43群は捕獲しないでそのままにしておきました。翌日にはいなくなっていました。逃去したのではないかと思います。
現時点で、セイヨウミツバチを9群飼育していますが、その内の5群は巣枠式の巣箱です。その5群については、既にアピバールを投薬しています。残りの4群の内、2群は重箱式の巣箱で、後の2群は縦長式の巣箱です。重箱式・縦長式の巣箱の蓋の下には簀の子状の天敷があるのですが、縦長式の巣箱の1つには天敷がなく、営巣スペースの上方が直接蓋になっています。
これまで、天敷の簀の子状の隙間から、アピバールのような札状のものが差し込めるか試したことがなかったのですが、4月9日、試してみると3群共に容易に差し込むことができました。
天敷のない縦長式の巣箱の場合は、底箱の上に置きました。
昨年の11月25日以降に崩壊した群は、12群あります。他方、崩壊を免れた群は10群です。その内1群は譲渡しましたので、3月16日時点では9群を自宅で飼育しています。
上記の内、8群は崩壊寸前です。これから増勢できれば良いのですが。
この冬に崩壊した群(4群・13群・21群・9群・33群・2群)について、既に4度に渡って記してきました。しかし、他にも崩壊している群がありそのままにしていたのですが、3月10日、越冬期間が終わったと考えて、崩壊した群の巣箱を全て片づけることにしました。
どの巣箱の中にも、蜜は残っていませんでした。蜜切れによる冷死だったのではないかと思います。
いずれの群も、今年の分蜂でできた群です。分蜂後、人間による採蜜はしていませんから、働きバチによる集蜜量が少なかったことになります。秋口に給餌をしておけば、崩壊を防げたのかも知れません。