サクラの花とミツバチ

庭の暖地桜桃(サクランボの木)が開花しています。そこへ自宅のセイヨウミツバチが飛来していました。

3月14日13時50分撮影
3月14日13時50分撮影
3月14日13時51分撮影

暖地桜桃は、11群の巣箱の直ぐ前にあります。ですが、飛来するミツバチの数は、少ないようです。

暖地桜桃と11群の巣箱

45群が崩壊

赤い屋根の巣箱B(45群)については、昨年の12月10日から分かっていたようにヘギイタダニの被害がかなり進んでいました。
それに先立つ昨年の9月3日からはアピスタンを投与していましたが、45群には十分には効果が得られなかったようです。2月17日からもダニ駆除剤(アピバール)を投与しましたが、既に手遅れだったようです。
何日も前から45群が崩壊していることに気づいていましたが、3月11日、箱の中を開けてみました。案の定、45群は崩壊していました。

45群は既に崩壊している 3月11日撮影
底箱の様子 前回の1月20日の底箱替えの時が崩壊のピークの後だったようだ 7時56分撮影
巣脾の様子 7時57分撮影

越冬越えの6つの群

今年の厳寒期はほぼ過ぎたように思います。12月から今日までの過去天気(岡山地方気象台観測)を調べると、氷点下3度以下になったのは、12月は18日(−3.0℃)と19日(−3.6℃)の2日、1月は25日(−4.2℃)と26日(−4.0℃)と29日(−3.4℃)と31日(−3.4℃)の4日で、2月になってからは現在のところ氷点下3度以下になった日はありません。
こうした中で、12月から今日にかけては、崩壊した群はありませんでした。現在飼育している群は、10群・11群・45群・46群・50群・54群の6群になります。この内、45群と46群については、観察ができたため、ヘギイタダニが原因で弱小群になっていることが分かっています。

10群 2021年4月11日分蜂群捕獲(分蜂元不明)
11群 2021年4月20日 2群からの分蜂群捕獲
45群 2022年4月21日 27群からの分蜂群捕獲
46群 2022年4月23日 11群からの分蜂群捕獲
50群 2022年5月2日分蜂群捕獲(分蜂元不明)
54群 2022年5月5日分蜂後5月10日までに自然入居(分蜂元不明)

赤い屋根の巣箱の底箱替え(1月20日)

昨年の12月10日に、赤い屋根の巣箱のB(45群)とC(46群)の底箱をスペアと交換することで底箱を清掃しました。
今日(1月20日)は、前回と同じように赤い屋根の巣箱のBとCの底箱をスペアと交換しました。

45群 12月10日と比べると明らかに多くの死体がある 1月20日11時11分撮影
45群 羽化できなかった死体が多い ヘギイタダニも多数見られる 11時12分撮影
46群 12月10日とあまり変わりはない 11時29分撮影
46群 ヘギイタダニが多数見られる 11時29分撮影

両群共に、絶滅はまだ免れているようです。

赤い屋根の巣箱Bを出入りするミツバチ 11時58分撮影
赤い屋根の巣箱Cを出入りするミツバチ 11時58分撮影

12月のオオスズメバチ

いつまでオオスズメバチが庭に飛来するかを過去2年間観察してきました。2020年は12月8日、2021年は12月14日でした。何れも、ネズミ捕りを使っての捕獲によるものです。
今年は、12月8日、ネズミ捕りで2匹捕獲しています。ネズミ捕りでの捕獲はそれが最後になっていて、12月10日、網で1匹捕獲しました。

12月8日12時16分撮影
12月8日12時17分撮影
12月10日13時28分撮影

オオスズバチの飛来を終日観察していたわけではありませんので、それ以後、庭への飛来がなかったとは言い切れませんが、今年最後にオオスズメバチを見たのは12月10日ということになります。

庭内で巣箱を移動 場所記憶の検証

ミツバチの飼育群数が6群まで減りましたので、その内2群の設置場所を変えて、ミツバチと庭の両方の管理がしやすいようにすることにしました。
巣箱を設置する場所を変えるのは54群と50群です。
54群は、今年の5月10日、庭の西方の空き巣箱置き場に置いてあった巣箱に自然入居した群です。比較的、活発に活動しています。正門から玄関に繋がる通路の直ぐ横の場所でしたので、巣箱を移動したい群でした。
50群は、5月2日に捕獲した分蜂群で、芝地に設置していました。芝地以外の場所に移動すれば、芝刈りがし易くなります。今では活動量が少し劣っている群です。
オオスズメバチがほぼ飛来しなくなるのを待って、12月10日、2km以上離れた親戚の庭に置かせてもらいました。それからほぼ2週間後の12月23日、自宅の庭に戻しました。
移転の期間が短いのですが、元の巣箱の場所をどの程度覚えているのか、興味深いところでした。
翌日の12月24日、54群の元の場所(庭の西方の空き巣箱置き場)にたくさんのミツバチがやって来ていました。

写真中央の場所に元54群の巣箱があった その左右の空の巣箱にもミツバチがやって来ている 12月24日12時30分撮影
右の巣箱に多数のミツバチが出入りしていた 12時34分撮影

同じような現象は、9月13日のブログ「巣門の位置認識」で見ています。

同じ時刻頃の54群の巣箱の様子

夕刻になると、54群の元の場所にやって来るミツバチはいなくなっていましたが、多数のミツバチが寒さで動けなくなってその近辺の地面でじっとしていました。フィルムケースに入れて集めてみると、フィルムケースの8割を占めるぐらいの匹数でした。これらは、54群の巣箱の上蓋を開けて巣箱の中に入れました。
12月25日、54群の元の場所では、午前中は比較的多くのミツバチが来ていましたが、午後3時頃にはほとんど来なくなっていました。

12月25日9時56分撮影
15時5分撮影

この日は、午前中から屋外で蜜巣の蜜を与えていて、そちらの方にもミツバチがやって来ていましたが、そのミツバチは54群が主だったようです。そのことが何らかの影響を与えたのかも知れません。

蜜を求めてやってきていたのは、ほとんどが54群のようだった 9時56分撮影

この日、54群の元の場所の近辺で動けなくなっていたミツバチは極く僅かでした。

低温で動けなくなっているミツバチ 15時2分撮影

他方、50群はこの日(12月25日)になって元の巣箱の場所にやって来るようになりました。

元50群を置いていた場所 12月25日11時54分撮影
巣箱から出て来た働きバチたち 54群と比べると匹数はかなり少ない 11時54分撮影

15時過ぎに元50群を置いていた場所を見ると、動けなくなっているミツバチが3匹いました。この3匹は50群の巣箱の中に戻しました。

元50群を置いていた場所近くで動けなくなっていたミツバチ 15時7分撮影

12月26日になると、54群は、午前中ももうほとんど元の巣箱の場所に行かなくなっていました。そして、12月28日には、元の巣箱の場所へは、既に全く行かなくなっていました。

12月26日11時28分撮影
12月28日10時27分撮影

赤い屋根の巣箱のヘギイタダニ

越冬に向け、赤い屋根の巣箱で、今年最後の底箱交換を行いました(赤い屋根の巣箱Aは既に崩壊)。

赤い屋根の巣箱B 12月10日撮影
赤い屋根の巣箱B かなりの数のヘギイタダニが見られる
赤い屋根の巣箱C 12月10日撮影
赤い屋根の巣箱C こちらもかなりの数のヘギイタダニが見られる
赤い屋根の巣箱C 歩いているヘギイタダニもいた(写真中央)

初めての蜜蝋作り 続き

前回から

午後には蜜蝋が固まっていました。寸胴鍋から蜜蝋を取り出したのですが、ステンレスのメッシュザルとメッシュの収納袋にまだ多めに蜜蝋が残っていました。今度も水が黄色みがかっていましたので、蜂蜜が溶けたのではないようです。蜜蝋に含まれている水溶性の成分なのでしょうか。

14時41分撮影
メッシュの収納袋に蜜蝋が付いている 不純物は蜜蝋から分離できたようだ
重しの裏に蜜蝋が溜まっていた
今度も水が黄色みを帯びていた

取り出した蜜蝋の直径はおよそ25cm、厚みは4.3mm前後、重さは195g程ありました。不純物を漉す前の蜜蝋よりも、厚みで2mm、重さで86g程少なくなっていました。

蜜蝋の表面
蜜蝋の裏面 不純物はほぼ取り除かれている
蜜蝋の厚み
蜜蝋の重さ

初めての蜜蝋作り

12月6日、蜜蝋作りを始めました。
巣板を切り離した後の枠板に付いていた蜂蜜を水で洗い流し、枠板を分解して巣礎の残りを取り出しました。

枠板を水で洗う
枠板を分解して巣礎を取り出す

巣板などが入った大きな鍋に水を入れ、巣板に付いている蜂蜜を水で溶かして取り除きます。

蜂蜜がついている巣板を水で洗う

洗った巣板を26cm寸胴鍋に入れ、5L程水を入れて火にかけます。

火にかけた直後 16時46分撮影
スクランブルエッグのように見える 16時58分撮影
17時7分撮影
よく見ると蜜蝋が完全に液状になっている 浮いているのは不純物のようだ 17時8分撮影

加熱を止め、このまま次の日まで冷えるのを待つことにしました。

12月7日、蜜蝋が水と分離して浮かんで固まっていました。

蜜蝋が水に浮かんで固まっている 12月7日8時17分撮影
蜜蝋の下には黄色みを帯びた透明な水だけがあった 蜂蜜が水に溶けているのだろうか

蜜蝋の上面には不純物がついていました。蜜蝋の直径はおよそ25cm、厚みは6.3mm前後、重さは281g程ありました。

蜜蝋の厚み
蜜蝋の重さ

蜜蝋から不純物を取り除くことにしました。蜜蝋を4片に割り、メッシュの収納袋に入れ、寸胴鍋に入れました。収納袋の上にステンレスのメッシュザルを被せ、そのザルの上に重しを載せ、水を入れて加熱しました。

蜜蝋を4片に割り、メッシュの収納袋に入れた
水を加える前の様子

水温が80℃程になると、蜜蝋が溶けて浮いてくるようになりました。

9時33分撮影
蜜蝋が溶けているのがわかる 9時33分撮影
蜜蝋が水面に浮かんできた 9時34分撮影
9時34分撮影
9時38分撮影
9時42分撮影
9時57分撮影
透明度が増してきた 加熱を止めた 10時9分撮影

次回に続く

採蜜箱1箱からの採蜜 1.8kg

12月4日に、赤い屋根の巣箱Aの採蜜箱から採蜜した蜂蜜が、漉し器からほとんど滴下したようです。容器に1.4L程貯まっていました。

3層の漉し器で漉されて貯まった蜂蜜 12月6日10時18分撮影
1.4L程貯まっている

糖度を測ってみると、79.2度程(79.0 79.1 79.6 79.3 79.1の平均)ありました。
保管のため、瓶等に詰めました。

7個の小瓶には200gずつ、DISPENSERには322g、残りが65gで、合わせると1787gになりました。
赤い屋根の巣箱での養蜂では、家庭で蜂蜜を消費することを想定しています。ですから、家族構成によって違いがあるとは思いますが、一度の採蜜で1.8kg程採れれば、取り敢えず十分でしょう。今年は採蜜箱1つだけから採蜜しましたが、来年は複数の採蜜箱から採蜜できれば思います。

赤い屋根の巣箱の採蜜箱から採蜜

今年の9月21日のブログ「赤い屋根の巣箱の貯蜜」で、「採蜜するには、遠心分離器が利用できるように、1枚1枚の巣板が収納できるケースを作ると便利ですから、そのような収納ケースを作ってから採蜜しようと思います」と書いていましたが、この度(12月4日)、その収納ケースを作りました。

採蜜用の収納ケース

この収納ケース(蜜分離籠)は、透明アクリル板を使っています。また、遠心分離器が回転する際に、巣板が外れないように、アルミの丸棒を使っています。

設計図

採蜜に使ったのは、赤い屋根の巣箱Aの1段目の採蜜箱です。

赤い屋根の巣箱Aの1段目の採蜜箱
1段目の採蜜箱を底面から見たところ

まず、巣板を採蜜箱の側面から切り離します。

巣板は採蜜箱の側面にも付いている 巣板を側面から切り離したところ

巣板を採蜜箱から取り出します。

採蜜箱から巣板を取り出したところ 巣板は全部で8枚ある

巣板を枠板から切り離します。

切り取った蜜巣を蜜分離籠に入れて行きます。蜜分離籠に蜜巣を4枚入れるとアルミ棒で支えます。

もう1つの蜜分離籠にも同じようにして蜜巣を入れます。この後、この2つの蜜分離籠を遠心分離器にセットします。

蜜分離籠を遠心分離器にセットしたところ

これで採蜜の準備は完了です。遠心分離器を回転させた後、蜜分離籠を取り出すし、巣房から蜂蜜が抜けていました。

遠心分離器から蜜分離籠を取り出したところ 巣房から蜂蜜が抜けていた
採蜜した後の蜜蝋

クロスズメバチが飛来

初めて見たスズメバチ科のハチです。蜜を求めて多数やって来るようになりました。

踏み石に付いた蜂蜜を水で洗い流した跡、まだ薄く蜜が残っていたようだ 11月22日12時15分撮影
上方に蜜枠があり、芝地に垂れ落ちた蜜を吸っている 11月22日12時17分撮影
同上 11月22日12時17分撮影

クロスズメバチはスズメバチ科のハチです。肉食もします。知人が見つけたクロスズメバチはミツバチを捕食していました。

ミツバチを捕食するクロスズメバチ 11月16日撮影

赤い屋根の巣箱A(44群)の崩壊

44群は、3個の赤い屋根の巣箱の中では最も繁栄していたのですが、秋になって急速に働きバチの数が減っていました。
11月15日、数日前からその気配に気づいていたのですが、この日、盗蜂を確認しました。巣箱を出入りするミツバチがかなりの数いて、貯蜜を吸っている働きバチを巣箱側面の観察窓越しに見ました。

赤い屋根の巣箱を出入りするミツバチ 11月15日17時4分撮影
盗蜜の様子 巣房に頭部を突っ込んでいる この辺りは蜜蓋がしてあった

それから6日後の11月21日、ついに44群は崩壊していました。底箱に女王バチの死体がありました。巣板は底箱の底面まで延びていました。

巣板は巣門に対して垂直に作られている 右が巣門がある向き
巣箱本体の下方から巣板が飛び出している 左が下方向

カマキリムシがミツバチを襲う

庭でカマキリムシを幾匹か見かけていました。その中にはミツバチの巣箱にやって来ているのもいましたし、スズメバチ捕獲器に入り込んで、死んでしまったのもいました。
今日は、カマキリムシがミツバチを捕らえる瞬間を見ることができました。カマキリもこの時期、昆虫が少なくなると、ミツバチの天敵になるようです。

ミツバチを捕らえて食べるカマキリムシ 11月2日12時11分撮影

粘着捕獲器用の固定台を作る

赤い屋根の粘着捕獲器の1つを赤い屋根の巣箱を置いている台に設置していますが、捕獲器の縦幅の方が台の幅の30cmよりも長いため、捕獲器の脚が1部分はみ出していました。そこで、粘着捕獲器を台の上で安定させるために、捕獲器用の台を作成しました。

粘着捕獲器用の台

粘着捕獲器用の台の底面は、巣箱用の台から浮かせています。そうすることで、降雨後に両方の台が乾燥し易いようにしています。また、捕獲器用の台の中央は大きく空けていて、捕獲器に設置した粘着板を下から押して取り出し易くしています。

粘着捕獲器用の台の上に粘着捕獲器を設置したところ 11月2日
粘着捕獲器台の設計図

盗蜂による5群の崩壊

5群は急速に勢いがなくなってきていました。少し前の内検で女王バチがいないことが分かっていて、変成王台が1個見つかっていました。
9月28日、その5群の巣門周辺を比較的多くのミツバチが飛び交っていました。盗蜂を疑い確認するために巣箱を開けてみると、やはり盗蜂に遭っていました。

9月28日15時48分撮影
戦いが見られた 15時49分撮影
15時53分撮影
変成王台 16時22分撮影

続 改良スズメバチ捕獲器の捕獲状況

8月13日に「赤い屋根の巣箱」に設置した改良スズメバチ捕獲器のその後です。
捕獲器から捕獲したスズメバチを最後に取り出したのがいつだったのかの記録がありませんので、捕獲期間が不明ですが、以下は9月22日の捕獲器内の様子です。

赤い屋根の巣箱Aの捕獲器
赤い屋根の巣箱Bの捕獲器
赤い屋根の巣箱Cの捕獲器

捕獲スペースの2段目(上段)により多くのスズメバチが入っていることが分かります。捕獲スペースの2段構造が機能しているようです。
また、8月13日の改良捕獲器設置後、捕獲器内に入ったスズメバチをミツバチが追撃(追撃することで多くのミツバチが殺されることがしばしばあった)する場面はありませんでした。捕獲スペースの仕様が生かされたようです。

赤い屋根の巣箱の貯蜜

あれほど繁栄していた赤い屋根の巣箱A( 44群)ですが、急速に勢いが衰えてきていました。そこで、採蜜箱を3段にしていましたが、全て取り払うことにしました。
採蜜箱の1段目と2段目を切り離した際、2段目から下に延びていた蜜巣の一部が切り取られました。それが1段目の採蜜箱の上に付着していました。

1段目の採蜜箱の上面 2段目から下へ伸びた蜜巣の一部が付着している

この蜜巣を取り払い、この部分は食用にしました。後日、1段目の採蜜箱の重さを量ってみると、4.3kgありました。

採蜜箱の1段目の裏面 4.3kgあった

2段目は2.5kg、最上段の3段目は1.6kgありました。

採蜜箱の2段目の裏面 凹んだ部分が1段目の上面に付いた蜜巣に当たる 2.5kgあった
採蜜箱の3段目の裏面 巣礎から巣房がある程度盛られているが、貯蜜はない 1.6kgあった

そこで、貯蜜の量ですが、巣板の盛られた状態に違いはありますが、1段目の場合は4.3kgから1.6kgを引くと2.7kg、2段目の場合は0.9kgになります。したがって貯密量のおおよその重さは、3.6kgとなります。既に食用にした部分の蜜を考慮すると、貯蜜の量は、通常の蜜巣枠の2枚程度でしょうか。
1つの採蜜箱の中の巣板の面積は、通常の巣礎枠の2枚分ですから、1段目の貯密量の2.7kgは、通常の巣礎枠の2枚分と貯蜜の量がほぼ一致しています。
採蜜するには、遠心分離器が利用できるように、1枚1枚の巣板が収納できるケースを作ると便利ですから、そのような収納ケースを作ってから採蜜しようと思います。

巣門の位置認識

9月13日、54群に赤い屋根の巣箱用に製作した試作品のスズメバチ捕獲器を取り付けました。すると、直ぐ隣りの今は使われていない重箱式巣箱の巣門(54群と巣門の環境が類似している)を、戻ってきたミツバチが出入りしだしました。54群の巣箱にも近づくのですが、巣箱には入って行かないようです。

重箱式巣箱(右側)の巣門を出入りする戻ってきたミツバチ 9月13日8時33分撮影
重箱式巣箱の様子 8時35分撮影

そこで、スズメバチ捕獲器を取り外しました。すると54群の巣箱に戻って行きました。

8時37分撮影

このミツバチの行動から、ミツバチが巣箱、限定的に言えば巣門の位置をどのようにして覚えているかが分かります。三次元の空間的な位置のみでなく、巣門の環境を画像として覚えていて、(眼で見た)巣門の環境の方を優先していることになります。