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三度の逃去

10月30日に池のほとりに置いた33群の巣箱を出入りする働きバチがいないことに気づきました。11月2日の12時過ぎのことです。

出入りする働きバチがいない 11月2日12時14分撮影

庭の木や自宅周辺を探しましたが、蜂球は見つかりませんでした。ところが、それから30分も経たないころ、平地を飛び交うミツバチの群れがありました。33群がこれまでに幾度か飛び交っていたのと同じ場所です。

飛び交うミツバチの群れ 12時42分撮影

その群れは、平地に接するビックリグミの木に集まり始めていました。

ビックリグミの木に集まり始めていた 12時44分撮影

間もなく、女王バチがいることが分かりました。

女王バチが見える 12時48分撮影

12時過ぎに蜂球を探した時には見つけられませんでしたが、庭のどこかに、もしかするとビックリグミの木の同じ場所に蜂球を作っていたのかも知れません。
33群はこれまでに巣箱から3度逃去しましたので、収容方法を変えることにしました。この弱小群になった33群には広過ぎますが、市販の西洋ミツバチ用10枚巣箱を使うことにし、12群の巣箱から巣脾(蜜入り)を1枚取り出し、保管していた空巣脾1枚と共に、33群に与えることにしました。

手前が蜜入り巣脾 奥が空巣脾
実際に組み入れたところ 蜜巣脾を内側に空巣脾を外側に設置 14時25分撮影

蜂球を崩してこの巣箱の中に入れたのですが、巣箱の中に女王バチは見当たりませんでした。ビックリグミの木に取りこぼしたことになります。しかし、ビックリグミの木に残っているミツバチの中から女王バチを探しましたが、ここでも女王バチは見当たりませんでした。女王バチの所在が不明のまま、巣箱に蓋をしました。

14時43分撮影

ビックリグミの木に残っていた働きバチは、やがていなくなって行きました。

14時43分撮影
15時0分撮影

いつの間にか、女王バチは巣箱に入ったことになります。10月30日にキイチゴにできていた蜂球を収容した時にも、女王バチがいつもまにか巣箱に入っていましたが、今回も同じことが起こったことになります。
夕刻になって、巣箱を池のほとりの同じ場所(1枚目の写真の場所)に移動しました。

33群 1日に2度の飛翔

その翌日(10月30日)の朝になっても、33群の蜂球はそのままでした。

10月30日6時48分撮影

この日の朝は、秋になって最低気温が2番目に低い7.7℃(岡山地方気象台観測値)の冷え込みになっていて、働きバチの低温死が心配でした。蜂球の下を見ると、働きバチが3匹死んでいました。ただ、低温死によるものかどうかはわかりません。

蜂球の真下に3匹の働きバチの死体があった 6時48分撮影

33群は、今日の内に元の巣箱に戻るのではないかとの期待がありましたが、別の場所に巣箱があれば、その巣箱を新居にするのではないかとも思いました。そこで、蜂球にできるだけ近い、斜面の中の平地に元の巣箱と同仕様のニホンミツバチの巣箱を置きました。底箱は、28日に入れ替えて使った底箱です。
少し温かくなる頃、33群の元の巣箱を訪れる働きバチがいました。その働きバチがどこの群から来ていたのかは不明です。

8時19分撮影

11時45分に気づいた時には、既に蜂球は完全になくなり、ミツバチが斜面と平面を飛び交っていました。

11時45分撮影
11時46分撮影

そこで、斜面の平地に置いていた巣箱を、飛び交っている空間の中に移動しました。

11時50分撮影

ですが、まもなく飛び交うミツバチが少なくなり、イチジクの主枝を見ると、三度蜂球を作り始めていました。

11時55分撮影

13時過ぎ、気づくとまたもやミツバチの群れが飛び交っていました。イチジクの主枝には蜂球はありませんでした。

13時7分撮影
蜂球が消えていた 13時8分撮影

やがて、飛翔の群れは庭の東方面に多く見られるようになりました。そちら方面を調べてみると、八朔の木の横にあるキイチゴ(ウルトララズベリー超大王)に蜂球を作りつつありました。

写真中央がキイチゴ その周辺をミツバチが飛び交っていた 13時14分撮影
キイチゴに蜂球を作りつつあった 13時15分撮影

33群が元の巣箱に戻らないことが分かったので、捕獲することにしました。巣箱は斜面の平地に置いていたのを使いました。
キイチゴの枝を切って蜂球を崩さないで巣箱の底箱に入れようとしましたが、枝を地面に落としてしまいました。その枝にはミツバチがまだたくさん付いていましたので、ミツバチを枝ごと底箱に入れました。そして、底箱に巣箱の本体を被せ、ぴったり合わせずに少しずらしておきました。
枝から地面に落ちたミツバチの中に女王バチを見つけたので、手箒に乗せて巣箱に入れようとしましたが、女王バチは飛び去ってしまいました。辺りを探しましたが、女王バチは見つかりませんでした。
そうこうしている内に、巣箱の本体と底箱の隙間で、たくさんの働きバチが仲間を呼ぶ誘引活動を始めました。女王バチは、飛び去ったあの時、巣箱の本体と底箱の隙間から巣箱の中に入ったのかも知れません。本体を底箱に合わせておきました。

14時2分撮影

落ち着いた頃を見計らって、巣箱を新たな飼育場所に設置しました。そこは、池のほとりで、元の巣箱の設置場所からは、直線距離で17m程離れています。

33群を新たに設置した場所 14時28分撮影

再び退避?

10月29日の15時過ぎ、33群の巣箱から次々と働きバチが出て来ていました。巣箱の近くにはたくさんのミツバチが飛んでいました。

次々と巣箱から出て行く働きバチ 15時15分撮影
巣箱の巣門前方の様子 15時15分撮影

特に5群の巣箱辺りをたくさんのミツバチが飛んでいました。

中央が5群の巣箱 15時17分撮影

33群の巣箱はもう空っぽのようです。

15時18分撮影

5群の巣箱に近づいてみると、スズメバチ捕殺器の上に女王バチがいました。

15時21分撮影

その後女王バチを見失いましたが、昨日蜂球を作っていたイチジク(ヌアールK)の主枝に女王バチがいて、蜂球ができ始めていました。

15時26分撮影

なぜ再び、33群は巣箱を飛び出したのでしょうか。そして、昨日と同じ場所に蜂球を作ることになったのでしょうか。
午前中、33群の巣箱を出入りする働きバチの様子を観察していましたが、適度な数の働きバチを見ていました。しかし、その中に他の群のミツバチがいたのかも知れません。この逃去は「退避」なのでしょうか。

退避

昨日、庭で見つけた蜂球を収容しましたが、この群が分蜂なのか、逃去なのかを調べたいと思いました。逃去なら、巣箱に働きバチが残っていないはずだと考え、今朝の時点で巣箱を出入りする働きバチがいなかった弱小の群(4群・13群・21群)の巣箱を調べましたが、どの巣箱の中にも働きバチがいました。分蜂なのかどうかは調べようがありませんでした。結局、この新たに収容した33群の出所は分からないままです。
この調べ事をする前の朝一番に、大気圧式蜜器の中に150mLの蜂蜜を入れて、33群の巣箱の底箱の中に入れておきました。この弱小の群の巣作りを助けたいとの思いからでした。
ところが、それが仇となりました。気づくと33群の巣箱にたくさんのミツバチがやって来ていました。その多さから、このミツバチたちが他の群の働きバチだとわかりました。底箱の中の蜂蜜を見つけたのでしょう。

10月28日9時30分撮影

巣箱を開けて見ると、とても多くのミツバチが蜜器に集っていました。なぜか、蜜器の大気圧の仕組みが機能せず、蜜が底箱にも多量に流れ出ていました。そこで、底箱をスペアの底箱と入替え、蜜器は庭の岩の上に置きました。

岩の上に置いた大気圧式蜜器 9時30分撮影
右奥が33群の巣箱 9時48分撮影

午後になると、33群の巣箱を出入りするミツバチは極く少なくなっていました。心配なのは、この「騒ぎ」で33群はどうなったかです。取り出した底箱や33群の巣箱の近辺には、そう多くはなかったのですがミツバチの死体がありました。
そこで、巣箱を持ち上げて下から覗くと、ミツバチはいませんでした。逃去していたのです。巣箱を片づけながら、それでももしかすると庭のどこかに留まっているかもしれないと思い、庭の斜面を見ていると、イチジク(ヌアールK)の主枝に蜂球がありました。

13時28分撮影

そこで、再度収容しようと思い準備をしていると、いつの間にか斜面の上空を多数のミツバチが飛んでいました。イチジクの主枝の蜂球はなくなっていました。

斜面の上空をミツバチが多数飛んでいる 13時35分撮影
イチジクの主枝にはもう蜂球がない 13時35分撮影

庭の平地にもミツバチが多数飛んでいました。

13時36分撮影

33群用に設置しておいた巣箱はほぼ片づけていたのですが、再度元の場所に持って行き設置しました。

巣箱を再度元の位置に設置した直後  13時38分撮影

すると、この巣箱の巣門に吸い込まれるかのように働きバチが降り立ちました。

13時39分撮影

そして、たった1分後には巣箱を覆うようになりました。

13時40分撮影

このミツバチたちは、そもそも初めから元の巣箱に戻ろうとしていたのでしょうか。
まもなく、落ち着きを取り戻し始めました。

13時49分撮影

この小さな群でも門番がしやすいように巣門を狭くしておきました。

13時58分撮影

今日、33群が取った逃去行動は、「退避」と言えそうです。33群は小群であったため、他の群が巣箱に入り込んで来るのを防ぐことができず、巣箱を放棄して野外で一時的に蜂球を作ったのでしょう。推察になりますが、私が巣箱を片づけ始める前に巣箱の様子を偵察した働きバチが、仲間に「もう大丈夫」と知らせたのでしょう。それで、蜂球を解き元の巣箱に向かったのでしょう。そして、私が再設置した巣箱に戻ったのでしょう。
だとすると、33群が行った「退避」は、昆虫とは思えないほどとても「賢い」行動です。

分蜂? 逃去?

10月27日、13時を過ぎた頃、庭の斜面の上空にたくさんのミツバチが飛んでいました。天気が良いので、巣箱からたくさん出て来ているのだろうとも思いましたが、飛び方は分蜂の時のようでした。ただ、数は分蜂の時ほどは多くはありませんでしたし、それにこの季節だから分蜂ではないだろうとも思いました。
それからしばらくして、それでも分蜂があったのではないかと思い、庭の木に蜂球を探しましたが見当たりません。ところが、ふと、花壇の縁の岩を見た時、ミツバチの塊がありました。とても小さな蜂球です。

10月27日13時34分撮影

西洋ミツバチ用の自作の巣箱の予備がありませんでしたので、しばらく収容するか迷いましたが、ニホンミツバチ用の巣箱を使うことにしました。
収容中、女王蜂がいるかどうかは分かりませんでした。

収容中 14時28分撮影

いったいこの群れは、どこから来たのでしょうか。庭で飼育している西洋ミツバチの群からであることは確かですが、分蜂なのでしょうか、それとも逃去なのでしょうか。
この群を33群と名付けます。

17群に二様の働きバチ

17群は、今年の5月1日に5群から分蜂しました。その5群は、昨年2群から分蜂したと考えてます。
10月14日、17群の底箱替えをしていて、二様の働きバチがいることに気づきました。

腹部の色が異なっています。一見、ニホンミツバチのようにも見えますが、体格は西洋ミツバチと同じ大きさです。
西洋ミツバチにも多くの亜種がありますが、別の亜種の特徴が現れたのでしょうか。

クマバチとミツバチ

クマバチは「花蜜・花粉食」とされています。訪花するのでしょう。
しかし、それは一般論に過ぎないのかも知れません。
ミツバチの巣箱に近づくクマバチを時々目にしていました。

ミツバチの巣箱の周りを飛ぶクマバチ 9月6日16時14分撮影

スズメバチ捕獲器の中からも遺体が見つかりました。

4群のスズメバチ捕獲器の中に6匹のクマバチの遺体があった 9月26日8時0分撮影

この遺体の数からも、クマバチが偶然・または例外的にミツバチの巣箱に近づいていたとは言えなくなります。
クマバチは何かの明らかな目的があって、ミツバチの巣箱にやって来るのでしょう。ミツバチに反撃されているクマバチもいました。

巣門の直ぐ下で 9月26日9時38分撮影

たくさんのミツバチが殺される

9月9日のブログ「改良スズメバチ捕獲器を検証」では、スズメバチ捕獲器を2段から3段に改良したことで、「昨年までよく起きていたのですが、2段目でスズメバチにたくさんのミツバチが殺されると言うこともありませんでした」と書いたのですが、9月18日、その恐れていたことが起きてしまいました。2時間弱外出して帰宅すると、5群に設置しているスズメバチ捕獲器の2段目の中で、オオスズメバチとミツバチが戦っていました。既にたくさんのミツバチが殺されているようです。

9月18日16時21分撮影

捕獲器を外して、死んだミツバチを取り出しました。

殺されたミツバチ

殺されたミツバチの数を数えてみると、102匹でした。
スズメバチ捕獲器を2段から3段にしていても、安心できないことが分かりました。ただ、3段にしていることで、このような事態が起きるリスクが少なくなっているとは思うのですが。
ところで、3段に改良したスズメバチ捕獲器は5群の他にも、2群・4群・6群に設置しているのですが、5群は他の群とは違って、巣門の周りにより多くの働きバチが待機しています。また、過去にコガタスズメバチを倒しています。5群が、積極的に戦いに挑む態勢でいることが、今回の事態を招いたのかも知れません。

13群の異変

13群は、4月23日に2群から小規模で分蜂したセイヨウミツバチで、自作の簡易ニホンミツバチ待ち箱で飼育しています。

13群の巣箱 フェンス側に巣門がある

巣門の前にスズメバチがいるところを何回も見たのですが、そのスズメバチは、巣門の前に留まってじっとしているのです。まるで、自分の巣であるかのように見えました。ミツバチは出入りしていません。
既にミツバチはいなくなっているのでしょうか。巣箱本体を外してみました。

底箱の様子 ミツバチが僅かしかいない ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいない 9月7日13時1分撮影

ところが、意外にも巣板にはミツバチがいました。

13時1分撮影

巣箱本体を元に戻しました。これからの時期、増勢して勢いを取り戻せばいいのですが。

2020年スズメバチ飛来・捕獲数

昨年の自宅の庭でのスズメバチの飛来・捕獲数をまとめてみます。
下記の表のようになります。

重要:数字は、その日に飛来した全ての匹数ではありません。限られた時刻・時間内に飛来を目撃した、または捕虫網で捕獲できたということです。また、粘着による捕獲では、終日とはなりますが、飛来してきたスズメバチの内、粘着で捕らえられた個体数に過ぎません。
ちなみに、匹数の多少は、天候にも因ります。

①9月18日の17匹は、捕獲した匹数ではなく、飛来してきた数を表しています。同一のスズメバチを繰り返し観察していた可能性があります。
②空白の箇所は、観察しなかった日です。飛来がなかったと言うことではありません。
③10月18日までは、①同様飛来した数です。
④10月19日から12月9日までは、捕獲した数で、捕獲の方法としては、粘着によるもの、捕獲器によるもの、捕虫網によるもので混在しています。期間の後半は、主に粘着によるものです。

12月になってからは、粘着による捕獲数が減っていきます。そして、12月9日以降は、粘着での捕獲ができなくなります。このことにより、岡山市の自宅周辺では、12月の上旬で飛来する季節が終わったと考えています。

21群の異変

9月5日、21群の異変に気づきました。
21群の巣箱は、18mm厚の杉集成材で作ったのですが、底箱の側面を集成材の横切り材で作ったため、崩壊が始まっていました。その修理をしようと巣箱を持ち上げようとしたのですが、とても軽いのです。観察窓を開けてみると、巣脾にミツバチが1匹も見当たりません。巣門を出入りするミツバチもいないようです。

観察窓を開けたところ ミツバチが1匹もいない 9月5日11時9分撮影

分蜂して入居した時には大家族だったのですが、いったいどうなっているのでしょうか。以前から気にはなっていたのですが、雄バチ用の巣房が多かったことと何か関係があるのでしょうか。

雄バチ用の巣房が下方へと連なっている

てっきり逃去したか全滅したと思って、巣箱本体を持ち上げ踏み石の上に横置きすると、ミツバチがいました。

11時41分撮影

巣門側の2・3枚の巣板に集まっていました。底箱にはヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
底箱を取り替え、巣箱本体を元に戻しました。

セイヨウミツバチが大量死

9月4日、巣箱の前に大量のセイヨウミツバチが死んでいました。「9群」です。

9月4日9時47分撮影

咬み砕かれた死体はありませんでした。また、奇形の成体もありませんでした。
底箱替えをして、巣箱の底を見ました。

9時58分撮影
右上に写っている紐状のものは麻紐 9時58分撮影

やはり咬み砕かれた死体も奇形の成体の死体もありません。7月20日以来底箱を替えていませんでしたが、ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
巣箱の中はかなり閑散としていました。

巣箱の中 働きバチの数がかなり少ない 9時59分撮影

農薬が原因のように思うのですが、確かめ方が分かりませんので、死因の特定はできませんでした。

スズメバチ巣駆除器の試み

8月30日、スズメバチ巣駆除器を使うことにしました。
8時過ぎに始めたのですが、直ぐにオオスズメバチを2匹捕獲しました。1匹を捕虫網からプッシュバイアルに移し、更に巣駆除器に入れました。短時間の内に毒液を吸い始めました。

毒液を吸うオオスズメバチ 8月30日8時5分撮影

その後、直ぐに逃がしました。オオスズメバチは巣駆除器から外へ出ると、回転しながら上昇し飛び去りました。
もう1匹の方を見ると、僅かな時間しか経っていないのですが、捕虫網に咬みついたまま死んでいました。

8時9分撮影

どうやら、朝とは言え、とても強い直射日光に当たって熱死したようです。オオスズメバチは、熱には弱いようです。
この後は10時頃まで、スズメバチを捕獲後、毒液を飲むのを確認してから放ちました。

3匹を一緒にした 喧嘩がなかったので同一の巣のオオスズメバチ 8時18分撮影
オオスズメバチ 8時24分撮影
オオスズメバチ この2匹も同じ巣のようだ 8時33分撮影
オオスズメバチ 8時38分撮影
こちらはコガタスズメバチのようだ 9時51分撮影

8時からの約2時間で、オオスズメバチは8匹、コガタスズメバチは1匹、毒液を飲ませることができました。
続きは、夕刻になって再開しました。まず、コガタスズメバチを続けて2匹捕獲したのですが、毒液を飲もうとしませんでした。この2匹のコガタスズメバチは、巣駆除器から取り出しました。その後オオスズメバチを捕獲したのですが、こちらも毒液を飲もうとしません。そのまま、巣駆除器に留めましたので、2匹、3匹、4匹と増えて行きました。

3匹になった頃 17時38分撮影

ところが、18時直前になって急に毒液を飲み始めました。

毒液を飲み始めた 17時58分撮影

この4匹は、喧嘩をしなかったので、同一の巣から来たようです。この後この4匹を放ちました。

こうした方法で、スズメバチの巣を巣ごと駆除できるのでしょうか。後日も引き続き試みようと思います。

改良スズメバチ捕獲器を設置

スズメバチの捕獲器を設置しました。今回設置した捕獲器は、2段式のものを昨年改良して3段にしたものです。
2段ですと、捕獲したスズメバチに向かってミツバチが攻撃しに行くので、たくさんミツバチが殺されると言うことがしばしば起こっていました。そこで、スズメバチが2段目から3段目へと移動するようにしました。こうすることで、捕獲されたスズメバチをミツバチが追撃することがなくなり、結果ミツバチが死ぬことがなくなるはずです。
「なくなるはず」と書いたのは、実は昨年、スズメバチが飛来する数がずっと減った頃に3段へと改良したため、検証できていないからです。今年、結果がどうなるか楽しみです。

表面 元々は2段式の捕獲器 3段目の中はミツバチからは見えないようにしている
裏面(巣箱側)
側面 3段目にもアクセスドアがある
増設した3段目 径2mmのアルミ線を巻いて不可逆構造にしている
オリジナル10枚箱に取り付けたところ 上部の引掛で捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
4箇所に設置 右奥から6群、2群、5群、一番左が4群

22群には市販の3段式捕獲器を取り付けました。

22群 市販の3段式捕獲器
市販の2段式スズメバチ捕獲器の寸法 最上部の灰色の部分を付け加えて、捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
3段目の設計図

スズメバチ巣駆除器作成

スズメバチの巣を巣ごと駆除する商品が2社から発売されています。いずれも餌にフィプロニルという毒の薬剤を使っています。これらの商品には、ミツバチが嫌がる成分を配合しているとのことですが、注意書きには、ミツバチの巣箱近くでは「使用しない」または「使用を避ける」とあります。
この両者の説明は矛盾しているようで、何か判然としません。そこで、確実にミツバチに害を及ばせないために、「スズメバチ巣駆除器」を作りました。

スズメバチ巣駆除器 駆除剤はアース製薬のものを使っている
上面図 駆除剤の横にスズメバチが入れないように三角形の仕切がある
側面図 本体は上下が分離できる また、図では左右2図に分けて描いているが一体のもの
側面図 アクセス側

この巣駆除器は、スズメバチを自然に呼び込むのではなく、捕虫網で捕らえて一旦プッシュバイアル(フィルムケース様のもの)に入れ、アクセス窓から巣駆除器の中に入れます。スズメバチが、毒剤を飲むのを確認してから放ちます。こうすることにより、ミツバチが毒剤を飲むリスクが完全に無くなります。

最後の分蜂は7月22日だった

7月22日に40群の分蜂があって、今日でちょうど1ヶ月になります。7月22日以降は、分蜂を見ることはありませんでした。ことしのセイヨウミツバチの分蜂は7月22日を持って終わったようです。
振り返ると今年最初の分蜂は、3月26日でした。およそ4ヶ月に渡って分蜂があったことになります。
昨年3月27日に購入したのが「2群」です。この2群からの分蜂群を6月11日に捕獲し、2つの群が生き残りました。それが「4群」と「5群」です。今年は、これら3つの群が当初は分蜂元となり、7月22日までに35回に上る分蜂を繰り返しました。その内、現在飼育しているのは、21の群になります(6月の中ごろからは、1例を除いて、意図的に逃去させてきたため)。

分蜂 39群・40群

7月20日に34回目の分蜂がありました。「39群」と名付けます。この39群の分蜂元は2群で、隣宅の高木の上部に蜂球を作りました。大規模な分蜂でした。翌日の午前中に逃去しました。

39群 分蜂元の2群 7月20日9時31分撮影
39群 隣宅の高木の上部に蜂球を作った 9時31分撮影 翌日の午前中に逃去

7月22日にも分蜂がありました。35回目の分蜂です。「40群」と名付けます。この40群の分蜂元は不明です。分蜂の規模も分かりません。
40群に気づいたのは、逃去する時になってのことでした。いつの間にかヤマモモに蜂球ができていたようで、夕刻、ちょうどヤマモモの近くにいて、そこから逃去する際の羽音で気づきました。写真を撮る間もなく飛び去って行きました。

擬似分蜂

7月13日に38群が分蜂した後の7月15日、とても小さな蜂群がありました。

アキグミに集まった蜂群 7月15日8時41分撮影
アキグミの蜂群の直下の様子 8時48分撮影

芝生の上の蜂群の中に、女王蜂かまたは死んだ女王蜂がいるのではないかと思い、調べてみましたが見つけることはできませんでした。また、アキグミの蜂群も少し崩しながら調べてみましたが、こちらも女王蜂を見つけることができませんでした。
結局、この蜂群は分蜂群とは言えないようなのですが、この蜂群の由来等については何も分からないままでした。

分蜂 35群から38群

前回の29回目の分蜂(7月2日)の後、7月13日までに4回分蜂がありました。

群名  分蜂日  分蜂元  蜂球を作った場所・規模   逃去日
35群  7月 3日  21群   アキグミ   大規模   7月6日昼頃逃去
36群  7月 10日  19群  ヤマモモの横のフェンス 中規模  7月13日昼頃逃去
37群  7月 13日  不明  ヤマモモ雄木  小規模  7月17日午前逃去
38群  7月13日  不明   ビックリグミ 大規模   7月14日午後逃去

分蜂してから逃去するまでの日数が長くなっています。37群は5日かかっていて、35群と36群は4日かかっています。それ以前に逃去したセイヨウミツバチの群が9群あり、ニホンミツバチは5群ありました。このことで、近辺に適した営巣場所が少なくなってきているのかも知れません。

35群 21群から飛び出す分蜂群 7月3日9時4分撮影
35群 アキグミに蜂球を作り始めた 9時10分撮影
35群 蜂球 11時7分撮影 4日後の7月6日昼頃逃去した
36群 分蜂元の19群 7月10日8時27分撮影
36群 分蜂群は既に巣箱から出てしまったようだ 残された働きバチの数が少ない 8時28分撮影
36群 ヤマモモの横のフェンスに蜂球を作り始めた 8時36分撮影
36群 9時33分撮影
36群 7月13日の様子 蜂球ができて4日が経っている 8時28分撮影 この日昼頃逃去した
37群 ヤマモモの雄木に蜂球 右上の蜂球は36群 7月13日8時48分撮影
37群 分蜂して5日目の7月17日午前、逃去して行った 7月17日10時7分撮影
38群 空を舞う 7月13日8時27分撮影
38群 ビックリグミに蜂球 8時45分撮影
38群 7月14日10時41分撮影 この後午後に逃去 

底箱の汚れ

スムシ対策として、自作の巣箱では底箱を2個作り、底箱を極く短時間で交換することで、巣箱の底の清掃をしています。
下の2つの写真はほぼ2週間後に取り替えた底箱です。

上写真と下写真の底箱の仕様の違いは、上は巣門が底面にあるのに対して、下は巣門が底面にはなく巣箱本体の途中にあります。その仕様の違いによる汚れの違いはあまりにもはっきりとしています。巣門を巣箱の底面に作るべきでしょう。

次もほぼ2週間後に取り替えた底箱です。

底箱を取り替えてしばらくしてから撮影しましたから、働きバチの数が少なくなっていますが、上の巣箱では、底箱まで働きバチで一杯でした。それに対して、下の巣箱は働きバチの数が少なく、底箱を埋め尽くすほどではありませんでした。その違いが、汚れの量の違いとなって現れています。

巣箱の底を清潔に保つには、底箱に数多くの働きバチがいるのがよいのでしょう。このことを言い換えれば、箱底の「ハチ密度」が高いほどよいと言うことになり、箱底の底面積を狭くすることで「ハチ密度」を高めることができるとも言えます。これは、どのような巣箱を作るかを考える際に考慮すべき知見になることでしょう。