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スズメバチ巣駆除器の試み

8月30日、スズメバチ巣駆除器を使うことにしました。
8時過ぎに始めたのですが、直ぐにオオスズメバチを2匹捕獲しました。1匹を捕虫網からプッシュバイアルに移し、更に巣駆除器に入れました。短時間の内に毒液を吸い始めました。

毒液を吸うオオスズメバチ 8月30日8時5分撮影

その後、直ぐに逃がしました。オオスズメバチは巣駆除器から外へ出ると、回転しながら上昇し飛び去りました。
もう1匹の方を見ると、僅かな時間しか経っていないのですが、捕虫網に咬みついたまま死んでいました。

8時9分撮影

どうやら、朝とは言え、とても強い直射日光に当たって熱死したようです。オオスズメバチは、熱には弱いようです。
この後は10時頃まで、スズメバチを捕獲後、毒液を飲むのを確認してから放ちました。

3匹を一緒にした 喧嘩がなかったので同一の巣のオオスズメバチ 8時18分撮影
オオスズメバチ 8時24分撮影
オオスズメバチ この2匹も同じ巣のようだ 8時33分撮影
オオスズメバチ 8時38分撮影
こちらはコガタスズメバチのようだ 9時51分撮影

8時からの約2時間で、オオスズメバチは8匹、コガタスズメバチは1匹、毒液を飲ませることができました。
続きは、夕刻になって再開しました。まず、コガタスズメバチを続けて2匹捕獲したのですが、毒液を飲もうとしませんでした。この2匹のコガタスズメバチは、巣駆除器から取り出しました。その後オオスズメバチを捕獲したのですが、こちらも毒液を飲もうとしません。そのまま、巣駆除器に留めましたので、2匹、3匹、4匹と増えて行きました。

3匹になった頃 17時38分撮影

ところが、18時直前になって急に毒液を飲み始めました。

毒液を飲み始めた 17時58分撮影

この4匹は、喧嘩をしなかったので、同一の巣から来たようです。この後この4匹を放ちました。

こうした方法で、スズメバチの巣を巣ごと駆除できるのでしょうか。後日も引き続き試みようと思います。

オオスズメバチの女王蜂を2ヶ月間に25匹捕殺

今年初めてオオスズメバチの女王蜂を見たのは4月21日でした。この日、2匹を捕殺しました。
以後記録を辿ると次のようになります。

  5月11日  1匹捕殺
  5月12日  1匹見る
  5月14日  1匹捕殺
  5月17日  1匹見る
  5月18日  2匹捕殺
  5月22日  1匹捕殺
  5月26日  2匹捕殺
  5月28日  1匹捕殺
  5月29日  1匹見る
  5月31日  1匹捕殺
  6月01日  2匹捕殺
  6月05日  2匹捕殺
  6月07日  5匹捕殺
  6月11日  1匹捕殺
  6月13日  1匹捕殺(毒殺)
  6月16日  2匹見る
  6月17日  1匹捕殺
  6月18日  1匹捕殺
  6月22日  1匹捕殺
  6月25日  1匹見る

これ以降は、女王蜂は見かけませんでした。女王蜂を捕殺した数を数えると、25匹になります。
今朝は、かなりの数の標準的な大きさのオオスズメバチの働きバチが飛来しましたが、4月末から6月末までの2ヶ月間に捕殺できなかった女王蜂の巣から来ているのでしょう。これからオオスズメバチの飛来シーズンがやって来ますが、捕殺した効果があればと願います。

改良スズメバチ捕獲器を設置

スズメバチの捕獲器を設置しました。今回設置した捕獲器は、2段式のものを昨年改良して3段にしたものです。
2段ですと、捕獲したスズメバチに向かってミツバチが攻撃しに行くので、たくさんミツバチが殺されると言うことがしばしば起こっていました。そこで、スズメバチが2段目から3段目へと移動するようにしました。こうすることで、捕獲されたスズメバチをミツバチが追撃することがなくなり、結果ミツバチが死ぬことがなくなるはずです。
「なくなるはず」と書いたのは、実は昨年、スズメバチが飛来する数がずっと減った頃に3段へと改良したため、検証できていないからです。今年、結果がどうなるか楽しみです。

表面 元々は2段式の捕獲器 3段目の中はミツバチからは見えないようにしている
裏面(巣箱側)
側面 3段目にもアクセスドアがある
増設した3段目 径2mmのアルミ線を巻いて不可逆構造にしている
オリジナル10枚箱に取り付けたところ 上部の引掛で捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
4箇所に設置 右奥から6群、2群、5群、一番左が4群

22群には市販の3段式捕獲器を取り付けました。

22群 市販の3段式捕獲器
市販の2段式スズメバチ捕獲器の寸法 最上部の灰色の部分を付け加えて、捕獲器本体を簡単に取り外せる構造にしている
3段目の設計図

スズメバチ巣駆除器作成

スズメバチの巣を巣ごと駆除する商品が2社から発売されています。いずれも餌にフィプロニルという毒の薬剤を使っています。これらの商品には、ミツバチが嫌がる成分を配合しているとのことですが、注意書きには、ミツバチの巣箱近くでは「使用しない」または「使用を避ける」とあります。
この両者の説明は矛盾しているようで、何か判然としません。そこで、確実にミツバチに害を及ばせないために、「スズメバチ巣駆除器」を作りました。

スズメバチ巣駆除器 駆除剤はアース製薬のものを使っている
上面図 駆除剤の横にスズメバチが入れないように三角形の仕切がある
側面図 本体は上下が分離できる また、図では左右2図に分けて描いているが一体のもの
側面図 アクセス側

この巣駆除器は、スズメバチを自然に呼び込むのではなく、捕虫網で捕らえて一旦プッシュバイアル(フィルムケース様のもの)に入れ、アクセス窓から巣駆除器の中に入れます。スズメバチが、毒剤を飲むのを確認してから放ちます。こうすることにより、ミツバチが毒剤を飲むリスクが完全に無くなります。

最後の分蜂は7月22日だった

7月22日に40群の分蜂があって、今日でちょうど1ヶ月になります。7月22日以降は、分蜂を見ることはありませんでした。ことしのセイヨウミツバチの分蜂は7月22日を持って終わったようです。
振り返ると今年最初の分蜂は、3月26日でした。およそ4ヶ月に渡って分蜂があったことになります。
昨年3月27日に購入したのが「2群」です。この2群からの分蜂群を6月11日に捕獲し、2つの群が生き残りました。それが「4群」と「5群」です。今年は、これら3つの群が当初は分蜂元となり、7月22日までに35回に上る分蜂を繰り返しました。その内、現在飼育しているのは、21の群になります(6月の中ごろからは、1例を除いて、意図的に逃去させてきたため)。

セイヨウミツバチがスズメバチを倒す

「熱殺蜂球」と言えば、ニホンミツバチがスズメバチを死に至らしめる蜂球ですが、セイヨウミツバチには、その習性がないとされています。
8月1日、ふとセイヨウミツバチの5群の巣箱を見ると、巣門前で蜂球を作っていました。そのこと自体は時々あることですが、よく見るとスズメバチらしいハチが蜂球の中にいるようです。ほんのしばらくして、その蜂球の一部が芝生の上に落ちました。

蜂球の一部が落ちた後 8月1日9時42分撮影
芝生の上に落ちた蜂球の一部 9時43分撮影

その続きは観察していませんが、夕刻になって見に行くと、スズメバチが死んでいました。

8月1日18時54分撮影

このスズメバチはとても小柄で、コガタスズメバチだろうと思っていました。今日になって実体顕微鏡で頭部を見ると、やはりコガタスズメバチのようです。(オオスズメバチとコガタスズメバチの頭部での見分け方には2つの方法があります。1つは頭楯の下部がオオスズメバチは突起が2つ、コガタスズメバチは突起が3つです。もう1つは、2本の触角の付け根の間の形の違いです)

頭楯の突起が3つあるように見える。また、2本の触角の付け根の間の形からコガタスズメバチのようだ 8月16日撮影
参考:オオスズメバチの頭部
参照:コガタスズメバチの頭部

セイヨウミツバチが、小柄とは言えコガタスズメバチを倒したのですが、「熱殺蜂球」に因るものだったのでしょうか。そのようにも思えたのですが、別のようにも考えられることに気づきました。
スズメバチが襲ってきたのですから、ミツバチは集団で応戦したのでしょう。すると、スズメバチを複数匹で取り囲むことになります。それが蜂球になります。多くのミツバチから反撃されて、やがてスズメバチは死に至ります。問題は、その際、死因が「熱殺」であったかどうかです。
そのように考えてもう一度写真を見ると、この蜂球では熱が篭りそうにはありません。恐らく、コガタスズメバチを死に至らせたのは「熱殺」ではなかったのでしょう。