月別アーカイブ: 2021年9月

クマバチとミツバチ

クマバチは「花蜜・花粉食」とされています。訪花するのでしょう。
しかし、それは一般論に過ぎないのかも知れません。
ミツバチの巣箱に近づくクマバチを時々目にしていました。

ミツバチの巣箱の周りを飛ぶクマバチ 9月6日16時14分撮影

スズメバチ捕獲器の中からも遺体が見つかりました。

4群のスズメバチ捕獲器の中に6匹のクマバチの遺体があった 9月26日8時0分撮影

この遺体の数からも、クマバチが偶然・または例外的にミツバチの巣箱に近づいていたとは言えなくなります。
クマバチは何かの明らかな目的があって、ミツバチの巣箱にやって来るのでしょう。ミツバチに反撃されているクマバチもいました。

巣門の直ぐ下で 9月26日9時38分撮影

たくさんのミツバチが殺される

9月9日のブログ「改良スズメバチ捕獲器を検証」では、スズメバチ捕獲器を2段から3段に改良したことで、「昨年までよく起きていたのですが、2段目でスズメバチにたくさんのミツバチが殺されると言うこともありませんでした」と書いたのですが、9月18日、その恐れていたことが起きてしまいました。2時間弱外出して帰宅すると、5群に設置しているスズメバチ捕獲器の2段目の中で、オオスズメバチとミツバチが戦っていました。既にたくさんのミツバチが殺されているようです。

9月18日16時21分撮影

捕獲器を外して、死んだミツバチを取り出しました。

殺されたミツバチ

殺されたミツバチの数を数えてみると、102匹でした。
スズメバチ捕獲器を2段から3段にしていても、安心できないことが分かりました。ただ、3段にしていることで、このような事態が起きるリスクが少なくなっているとは思うのですが。
ところで、3段に改良したスズメバチ捕獲器は5群の他にも、2群・4群・6群に設置しているのですが、5群は他の群とは違って、巣門の周りにより多くの働きバチが待機しています。また、過去にコガタスズメバチを倒しています。5群が、積極的に戦いに挑む態勢でいることが、今回の事態を招いたのかも知れません。

改良スズメバチ捕獲器を検証

8月29日に改良スズメバチ捕獲器を設置(市販の2段式を3段に改良)しましたが、11日経った今日9月9日、その結果を見ることにしました。
既に9月6日からはオオスズメバチが飛来しなくなっており、コガタスズメバチの飛来も少なくなってきました。ですから、今日結果を見ることにしたのは、これ以上、捕獲器の有効性を検証する機会を延ばしても、検証の結果は変わらないように思えたからです。

2群に設置の場合:

3段に4匹入っている
2段には1匹入っている
3段の4匹 いずれもオオスズメバチだ
2段の1匹 こちらもオオスズメバチだ

4群に設置の場合:

3段の様子
同じく3段の様子 2段には死体はなかった
3段には合せて4匹の死体があった 右からオオスズメバチ、未同定(クマバチ?)、セイヨウミツバチの雄2匹

5群に設置の場合:

3段に7匹入っている
2段の様子
同じく2段の様子
3段の7匹 6匹がオオスズメバチ、キイロスズメバチが1匹
2段の2匹 右がキイロスズメバチ、左がオオスズメバチ

6群に設置の場合:

3段に2匹入っている
これは2段ではなくその下 なぜここで死んでいるのか不明
3段の2匹 右がキイロスズメバチ、左がオオスズメバチ
2段下の1匹 オオスズメバチだ

これらの様子から、改良して取り付けた3段目により多くのスズメバチが入ったことが分かります。このことから、2段目から3段目に繋がる通路の構造が適切であったと言えます。また、昨年までよく起きていたのですが、2段目でスズメバチにたくさんのミツバチが殺されると言うこともありませんでした。
この改良スズメバチ捕獲器は有効なようです。

ちなみに、市販の3段式の捕獲器も機能していました。

22群に取り付けた市販の3段式スズメバチ捕獲器
3段にオオスズメバチが1匹だけ入っていた

スズメバチ巣駆除器の試みでオオスズメバチを見なくなった!?

スズメバチ巣駆除器の試みでは、オオスズメバチの場合、8月30日の初回に12匹を対象にしています。その後、記録の限りですが、9月4日にオオスズメバチを3匹対象としました。
9月5日、オオスズメバチを2匹、巣駆除器に一緒に入れると喧嘩を始めましたので、近辺に少なくとも複数のオオスズメバチの巣があることが分かりました。

9月5日15時40分撮影
15時40分撮影
15時42分撮影

同日のその後、オオスズメバチを順次6匹捕らえましたが、この6匹は喧嘩がなく、同一の巣から来ていたようです。

9月5日17時3分撮影

6匹共に毒蜜を飲んだわけではないようでしたが、放ちました。

外へ出られるようにしているが、2匹はしばらくの間残って毒蜜を吸い続けた 17時25分撮影

この翌日の6日、オオスズメバチを見かけなくなりました。そして、7日、8日になってもオオスズメバチが飛来しません。まだ、仮の結論ですが、近辺のオオスズメバチの巣が巣ごと駆除された可能性が高いように思います。ただ、追記しておきたいことは、5日の15時40分時点では複数のスズメバチの巣があると考えられるのですが、その後の17時台で駆除の対象としたのが同一の巣のスズメバチだとすれば、辻褄が合わないことです。

2種のスズメバチを捕獲

9月4日に引き続き、キイロスズメバチを捕獲しました。また、初めてヒメスズメバチを捕獲しました。いずれもミツバチを狩りに来ていました。

キイロスズメバチ 9月4日10時45分撮影
キイロスズメバチ 9月7日15時52分撮影
ヒメスズメバチ 9月7日16時1分撮影

ヒメスズメバチは、スズメバチ巣駆除器の中で、毒蜜を少し飲んだようです。後に放ちました。

毒蜜を飲んでいるようだ 16時33分撮影

13群の異変

13群は、4月23日に2群から小規模で分蜂したセイヨウミツバチで、自作の簡易ニホンミツバチ待ち箱で飼育しています。

13群の巣箱 フェンス側に巣門がある

巣門の前にスズメバチがいるところを何回も見たのですが、そのスズメバチは、巣門の前に留まってじっとしているのです。まるで、自分の巣であるかのように見えました。ミツバチは出入りしていません。
既にミツバチはいなくなっているのでしょうか。巣箱本体を外してみました。

底箱の様子 ミツバチが僅かしかいない ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいない 9月7日13時1分撮影

ところが、意外にも巣板にはミツバチがいました。

13時1分撮影

巣箱本体を元に戻しました。これからの時期、増勢して勢いを取り戻せばいいのですが。

2020年スズメバチ飛来・捕獲数

昨年の自宅の庭でのスズメバチの飛来・捕獲数をまとめてみます。
下記の表のようになります。

重要:数字は、その日に飛来した全ての匹数ではありません。限られた時刻・時間内に飛来を目撃した、または捕虫網で捕獲できたということです。また、粘着による捕獲では、終日とはなりますが、飛来してきたスズメバチの内、粘着で捕らえられた個体数に過ぎません。
ちなみに、匹数の多少は、天候にも因ります。

①9月18日の17匹は、捕獲した匹数ではなく、飛来してきた数を表しています。同一のスズメバチを繰り返し観察していた可能性があります。
②空白の箇所は、観察しなかった日です。飛来がなかったと言うことではありません。
③10月18日までは、①同様飛来した数です。
④10月19日から12月9日までは、捕獲した数で、捕獲の方法としては、粘着によるもの、捕獲器によるもの、捕虫網によるもので混在しています。期間の後半は、主に粘着によるものです。

12月になってからは、粘着による捕獲数が減っていきます。そして、12月9日以降は、粘着での捕獲ができなくなります。このことにより、岡山市の自宅周辺では、12月の上旬で飛来する季節が終わったと考えています。

フィプロニルの遅効性とは その時間は? その2

午前中の実験に引き続き、フィプロニルの遅効性について実験をしました。
1例目:

オオスズメバチ2匹が毒蜜を飲む 9月5日16時18分撮影
別容器に移した 16時28分撮影
押さえ板を押し上げて逃げたのだろう1匹になっていた 17時10分撮影

2例目:(1例目より小柄)
もう1匹、実験対象にしました。こちらもオオスズメバチです。

毒蜜を飲んでいるところ 18時1分撮影
スズメバチ巣駆除器の中に留めた 18時8分撮影

2例目は、19時44分時点で既に排泄をしていました。1例目は19時52分に排泄をしました。

2例目の排泄 19時44分撮影
左が1例目、右が2例目のオオスズメバチ 19時52分撮影

この時点で、2例共にフィプロニルの効果が現れているようです。更に20分後には、自由に歩けなくなっていました。

20時12分撮影

1例目は16時20分頃、2例目は18時ごろに毒蜜を飲んでいますから、服毒には1時間40分ほどの時間差があるわけですが、症状はほぼ同じ頃に現れたことになります。
薬効が現れるまでの時間は、1例目ではほぼ3時間30分、2例目は1時間45分となります。午前中に行ったコガタスズメバチの場合は、2時間強でしたので、薬効が現れるまでの時間は様々であることが分かります。
何れにせよ、2時間程度は薬効が現れないのなら、その間に、帰巣したスズメバチから仲間に毒剤が広がるのでしょう。
この後、22時ごろまで観察を続けましたが生きていました。翌日になって、死んでいるのを確認しました。

右が1例目、左が2例目のオオスズメバチ 9月6日撮影

フィプロニルの遅効性とは その時間は?

スズメバチ巣駆除器で使う駆除剤には、フィプロニルが含まれているのですが、その特性として遅効性があります。では、この遅効性とはスズメバチの場合、どの程度の時間なのでしょうか。ここで使う駆除剤は、「アース ハチの巣コロリ スズメバチ用」です。
9月5日、コガタスズメバチを1匹捕らえて、巣駆除器の中に入れました。

毒蜜を吸い始めた 9月5日9時51分撮影
別の容器に移し入れた 9時54分撮影

12時頃まで時々観察していましたが、特に異常な動きはありませんでした。12時から食事をとっていたのですが、12時38分に見ると、その場で動かなくなっていました。ただ、死んでいたわけではなく、脚がピクピク動いていましたし、刺針を出入りさせていました。全く動かなくなったのは、それから数分後でした。

まだ死んではいなかったが動けなくなっていた 12時38分撮影
完全に動かなくなった 12時40分撮影

このコガタスズメバチは、9時50分ごろに毒蜜を飲み始め、12時40分ごろに死にました。その間は、2時間50分になりますが、12時頃までは異常ではなかったとすると、だいたい2時間強で薬効が現れたのでしょう。
遅効性の要素としては、摂取した量に因る他、変温動物ですので気温にも因るでしょうし、その間の活動量にも因ると思いますので、このようなだいたいの時間でよいでしょう。

21群の異変

9月5日、21群の異変に気づきました。
21群の巣箱は、18mm厚の杉集成材で作ったのですが、底箱の側面を集成材の横切り材で作ったため、崩壊が始まっていました。その修理をしようと巣箱を持ち上げようとしたのですが、とても軽いのです。観察窓を開けてみると、巣脾にミツバチが1匹も見当たりません。巣門を出入りするミツバチもいないようです。

観察窓を開けたところ ミツバチが1匹もいない 9月5日11時9分撮影

分蜂して入居した時には大家族だったのですが、いったいどうなっているのでしょうか。以前から気にはなっていたのですが、雄バチ用の巣房が多かったことと何か関係があるのでしょうか。

雄バチ用の巣房が下方へと連なっている

てっきり逃去したか全滅したと思って、巣箱本体を持ち上げ踏み石の上に横置きすると、ミツバチがいました。

11時41分撮影

巣門側の2・3枚の巣板に集まっていました。底箱にはヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
底箱を取り替え、巣箱本体を元に戻しました。

セイヨウミツバチが大量死

9月4日、巣箱の前に大量のセイヨウミツバチが死んでいました。「9群」です。

9月4日9時47分撮影

咬み砕かれた死体はありませんでした。また、奇形の成体もありませんでした。
底箱替えをして、巣箱の底を見ました。

9時58分撮影
右上に写っている紐状のものは麻紐 9時58分撮影

やはり咬み砕かれた死体も奇形の成体の死体もありません。7月20日以来底箱を替えていませんでしたが、ヘギイタダニの死体はなく、スムシもいませんでした。
巣箱の中はかなり閑散としていました。

巣箱の中 働きバチの数がかなり少ない 9時59分撮影

農薬が原因のように思うのですが、確かめ方が分かりませんので、死因の特定はできませんでした。