月別アーカイブ: 2022年7月

6群の崩壊

7月31日、6群が崩壊していることに気づきました。

6群
小型のアリが巣箱の中に入って行く 7月31日7時6分撮影

6群は、昨年度最初(3月26日)に分蜂してできた群です。分蜂元は4群でした。
今年になって継箱をする程の大きな群になっていました。6月9日には蜜枠2枚で採蜜をしています。しかし、少し前から、巣箱を出入りするミツバチが少なくなっていました。
7月31日、巣箱の中には蜜がかなりの量残っていました。蜜がなくなって崩壊したのではないようです。

参照:
王台除去直後に分蜂 そして合同」2022年4月25日
6群からの分蜂 57群』2022年5月12日

ヒメイワダレソウとミツバチ

自宅に隣接する土地にヒメイワダレソウが植えてあります。その花にミツバチ等が来ていました。

ハナアブの一種のようだ 7月13日11時40分撮影
同上 11時40分撮影
自宅のセイヨウミツバチ 7月13日11時41分撮影
同上 11時41分撮影
ヒメハナバチの一種のようだ 7月13日11時42分撮影
同上 11時42分撮影

結婚飛行を了えてなくても分蜂?

今朝、49群の王台を全て除去したつもりでいましたが、巣脾を一枠見落としていました。その巣脾にも複数の王台があり、幸運にも女王バチが王台から羽化するところを見ることができました。

女王バチが出かけている 7月9日16時15分撮影
巣房から女王バチが出て来た 16時18分撮影
この女王バチは上記の女王バチとは別個体 既に何匹か女王バチが生まれている可能性がある 16時19分撮影
同じ巣枠の別の箇所の王台の様子 ここでも羽化が始まっていた 16時21分撮影

昨日「分蜂騒ぎ」があったため、今朝、1匹の女王バチを確認後王台を除去したのですが、見過ごしの王台があったため、15時半頃からの分蜂時にまでに複数の女王バチが誕生していた可能性が出てきました。分蜂が起こったのはそのためだったのかも知れません。
振り返ってみると、49群は今の巣箱に5月2日に自然入居した群で、6月28日に49群の女王バチが63群となって分蜂しました。そこで、6月28日以降、新女王バチが羽化したと考えられますが、7月6日には次の分蜂があったのですから、6月28日以降に羽化した女王バチが7月6日に出て行ったことになります(64群)。この女王バチは僅かに最大8日間49群の巣箱にいたことになります。この間に結婚飛行を済ましたのでしょうか。そして、7月6日の僅か3日後の7月9日、この最大4日間に羽化した新女王バチが、分蜂して巣箱を出て行ったことになります(65群)。この経過から考えると、新女王バチは必ずしも結婚飛行を了えてなくても、分蜂するのではないかと考えられます。

女王バチの蛹

ところで、女王バチの蛹は翅が伸びてはいませんが、上の2つ目の写真を見ると、女王バチが王台から出てくる時には、既に翅が伸びていることが分かりました。これは、アシナガバチでも同じことですが、同じ膜翅目で言えば、クロオオアリの女王アリの羽化とは違っています。クロオオアリの女王アリの場合は、蛹は繭の中に入っているのですが、羽化する際には、働きアリが繭を破り、女王アリを繭から出して、働きアリが体を覆う薄い膜を取り除き、それから翅が伸び始めます。

49群から三度分蜂 65群

今朝、分蜂防止のために、王台を全て除去したばかりでしたが、分蜂が始まってしまいました。
分蜂に気づくのが少し遅くなりましたが、分蜂防止器を取り付けると、分蜂防止器の中に女王バチがいるのを見つけました。

写真中央に女王バチ 頭部だけが隙間から出ている 7月9日15時36分撮影

これで分蜂が収まると思ったのですが、隣家の木に蜂球ができ始めていました。

15時40分撮影

しばらくして、分蜂防止器に女王バチがいないように見え、分蜂防止器を外して確かめると、やはり女王バチはいませんでした。その後、蜂球は崩壊しませんでしたので、蜂球には女王バチがいることになります。逃去防止器の中で見た女王バチは、いったい何処へ行ったのでしょうか。

この分蜂群を65群と名付けます。

羽化したばかりの新女王バチ

昨日、49群が分蜂しかけたので、内検を行いました。すると、女王バチがいました。生まれたばかりの新女王バチのようです。ただ、昨日の分蜂時に既に生まれていたのかどうかは分かりません。
女王バチがいることが分かりましたので、王台を除去して確実に分蜂しないようにすることにしました。王台を十数個除去したのですが、除去した王台の中から羽化を済ませた女王バチが3匹出て来ました。

除去した王台
切除した王台から出て来た女王バチ 7月9日8時49分撮影
王台から出ようとしている女王バチ 8時50分撮影
切除された王台から出て歩いていた女王バチ 8時53分撮影

期せずして、女王バチが複数生まれる日に出会えたようです。
女王バチが出た王台を見ると、先端に蓋が付いたままになっていました。下の写真は、上記の女王バチが出た後の王台ではなく、別の個体の王台です。既に少なくとも3匹の女王バチが極く直近に羽化していたことが分かります。

王台の巣房は、二重の層からできているようです。外側は蝋なのでしょう柔らかい層で、内側は繊維のような破れ難い層でした。

王台の先端
外側の蝋と思われる層を掻き落としたところ

また、羽化後の王台の底にはローヤルゼリーが残っていました。ローヤルゼリーは成長に必要な分量以上に、多めに与えられているようです。

底にローヤルゼリーが見える

先程の3匹の女王バチですが、この未交尾の女王バチも逃去防止器の隙間を通り抜けることはできないでしょうか。できないはずですが、試しに1匹を逃去防止器に入れてみました。

7月9日9時12分撮影
9時12分撮影
9時16分撮影

頭部は隙間を通るようですが、胸部が通らないようです。
ところで、この羽化したばかりの姉妹の女王バチを2匹同じ空間に入れるとどうなるでしょうか。アクリルケースの中に入れてみました。

7月9日9時46分撮影
9時48分撮影
9時48分撮影
9時56分撮影

案の定、戦いが起こり一方が瀕死の状態になりました。勝者の方の女王バチは無傷のようです。

49群から三度分蜂 !? しかし収拾

先日の7月6日に分蜂があったばかりですが、7月8日、49群が三度分蜂を始めました。直ぐに逃去防止器を付けました。

分蜂を始めていることに気づいた 7月8日16時59分撮影
17時01分撮影
17時05分撮影

蜂球を作った場所は、先日の6日と同じ場所のナツグミの木でした。

蜂球ができ始めていた 17時9分撮影

ところが、蜂球の様子がいつもとは違っていました。蜂球の蜂たちの落ち着きがないのです。

しばらく経っても蜂球の蜂も落ち着きがなく動き回っている 17時27分撮影

巣門では、呼び寄せ活動が始まっていました。

呼び寄せ活動が始まっている 17時29分撮影

その後の様子です。

呼び寄せ活動をする蜂が増えている 17時37分撮影
蜂球の様子 蜂が少し少なくなっている 17時41分撮影
17時44分撮影
巣箱上空に蜂が戻ってきている 17時47分撮影
17時47分撮影
17時51分撮影
蜂が僅かしか残っていない 17時52分撮影
17時53分撮影
蜂はほぼいないと言える 17時56分撮影
蜂球があった真下の様子 女王バチの死体などない 17時57分撮影 
巣門周辺の蜂が少なくなってきた 18時0分撮影

この分蜂は、出戻りになりました。前回の分蜂から僅かに2日後に分蜂しようとしたことと、17時頃から分蜂が始まったことの2点が、これまでに例がないことでした。
逃去防止器を取り付けはしたものの、そもそも女王バチが巣箱の中にいなかった(まだ生まれていなかった)のではないかと思います。

49群から再び分蜂 64群

49群はつい先日(6月28日)分蜂したばかりでしたが、今日(7月6日)再び分蜂しました。
今回も分蜂の初期に気づいたので、前回よりより早く逃去防止器を取り付けたのですが、女王バチを捕らえることはできませんでした。

逃去防止器を急遽取り付けた 7月6日8時59分撮影
空中を多くのハチが舞っている 9時0分撮影
庭のナツグミの木に蜂球ができた 9時10分撮影

この分蜂群は、翌日の9時頃、逃去しました。

逃去直後に撮影 7月7日9時3分撮影

この分蜂群を64群と名付けます。

再度水飲み場を設置

4月19日のブログで、水飲み場を作ったことについて触れましたが、その後、水飲み場として機能していませんでした。砕石が多かったためか、しばらくすると水が蒸発して無くなっていました。
そこで、同じ陶器の鉢皿に水をいっぱいに入れ、浮き草を入れました。それから1週間ほど経った今日、ミツバチが水を飲みに来ていました。

7月6日17時51分撮影

赤い屋根の巣箱Bが分蜂していた

7月1日、赤い屋根の巣箱B(45群)の巣門を出入りする働きバチの数が少ないように感じました。そこで、背面の観察窓を開けて巣箱の中を見ると、働きバチの密度がつい先日と比べて明らかに低くなっていました。いつの間にか分蜂していたのでしょう。

7月1日11時43分撮影

巣板の下部にはいくつも王台がありました。

いくつもあった王台の1つ 11時48分撮影

ところで朝方、分蜂群が逃去しているところを見かけました。逃去に気づくのが遅く、何処に蜂球があったのか見当がつきませんでしたが、空に舞う群れの個体数はかなり多く感じました。確言はできませんが、この逃去の群れが巣箱Bから分蜂(直近で前日)していた群れだったのかも知れません。

空を舞う逃去群 7月1日9時25分撮影