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赤い屋根の巣箱Cからの連日の分蜂

赤い屋根の巣箱C(46群)からは、5月17日に初分蜂がありました。それから9日後の5月26日、2回目の分蜂がありました。

その前日の夕刻、前兆のような小さな分蜂”騒ぎ”があった 5月25日16時12分撮影
5月26日分蜂が始まった 9時9分撮影
露茜(梅)に蜂球を作り始めた 9時18分撮影
オリジナル10枚巣箱に捕獲した 10時57分撮影
一番手前がこの度の分蜂群を入れた巣箱 11時32分撮影

この分蜂群を75群と名付けます。

ところでその翌日、またもや46群から3回目の分蜂がありました。この分蜂の様子はビデオに収めました。
予てから、分蜂時のどのタイミングで女王バチが飛び立つのかを知りたいと思っていました。以前、分蜂時に女王バチが飛び立つところを見たことがありましたし、昨日の46群からの分蜂時にも女王バチが飛び立つところを見ました。ですから、女王バチが飛び立つタイミングを追試的に観察したいと思っていたのです。

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このビデオからは、女王バチは分蜂時の比較的遅いタイミングで巣箱から飛び立ったことがわかります。そして、女王バチが飛びたった直後の分蜂群の様子を見ると、既に多数の働きバチが密集しつつある空域がありました。

女王バチが巣箱から飛び立ったほぼ直後の様子 既に蜂球ができつつある 10時27分撮影

この状況から考えられることは、女王バチが働きバチを引き連れて分蜂すると表現するのではなく、働きバチが蜂球を作る場所を決めた頃、女王バチが何かしらに誘導されて多数の働きバチがいる場所に飛んで行く、と表現するのが良いように思われます。

この分蜂群を76群と名付けます。午後から知人と一緒に捕獲する予定にしていましたが、12時40分ごろ、逃去してしまいました。

今年 これまでの分蜂 9件 その3

6回目の分蜂(5月14日) 分蜂元11群(3回目)

僅かに2日後ですが、三度11群から分蜂がありました。

分蜂が始まった 12時25分撮影
分蜂群が庭の上空から出て行く 12時33分撮影
低木に蜂球を作り始めた 12時41分撮影

この分蜂群の設置場所として、既に10群を飼育している池の奥の同じ場所にすることにしました。10群にも女王バチがいるのですが、今春からオスバチは生まれたものの、それ以来新たな産卵がありませんでした。そこで、除王して新たな分蜂群と合同する予定にしていました。

10群を飼育している池の奥の場所
分蜂群を捕らえた 14時33分撮影
10群箱(左)を移動し、分蜂群(右奥)を池の奥に設置 15時37分撮影

この分蜂群を71群と名付けます。

7回目の分蜂(5月16日) 分蜂元11群(4回目)

またもや僅かに2日後ですが、11群から4度目の分蜂がありました。

11群からの分蜂 10時0分撮影
ムベに蜂球ができ始めた 10時7分撮影
捕獲後 かなり落ち着いてきた 14時36分
西斜面下に仮置きした 15時13分撮影

この分蜂群は、ミツバチを既に飼育をしている知人にお分けしました。この分蜂群を72群と名付けます。

8回目の分蜂(5月17日) 分蜂元46群(赤い屋根の巣箱C)

赤い屋根の巣箱Cの46群は、晩冬には崩壊するのではないかと心配していましたが、勢いを取り戻し、5月17日分蜂を始めました。

5月3日の様子 晩冬とは見違えるほど個体数が増えていた 15時15分撮影
分蜂が始まった 5月17日9時3分撮影
やがてビックリグミの木に蜂球を作った 10時22分撮影
捕獲中 10時58分撮影

この分蜂群を73群と名付けます。

9回目の分蜂(5月20日) 分蜂元不明

いつのまにかブドウの木に蜂球を作っていた 14時27分撮影
西斜面下に置いた 15時51分撮影

この分蜂群を74群と名付けます。

今年 これまでの分蜂 9件 その2

5回目の分蜂(5月12日) 分蜂元11群(2回目)

5月3日に引き続き、11群から分蜂が始まった 8時55分撮影
5月3日の時と極く近いブドウ園のフェンスに蜂球を作り始めた 9時13分撮影

赤い屋根の巣箱のBを用意し、その巣箱に分蜂群を入れようとしましたが、フェンスに股がって蜂球があるため、一部の塊しか捕獲できないでいました。そうこうしていると、女王バチがいる塊を捕らえたのですが、巣箱の中に誘導することができず、飛び去ってしまいました。それから暫くして、再び女王バチをフェンスの蜂球で見つけ、捕獲し、今度は巣箱の中へ誘導することができました。先程、飛び去って行った同じ女王バチだったはずでした。ところが、巣門では、仲間を巣箱に誘導する時の多数の働きバチによる通常の行動が見られませんでした。

巣門には僅かな働きバチしかいない 10時57分撮
まだたくさんのハチがフェンスに蜂球を作っていた 12時0分撮影
依然として巣門には働きバチが少ない 12時0分撮影

その時、蜂球の真下のブロック塀にミツバチが集まっていました。探ってみると、女王バチがいました。

12時1分撮影

ところがその女王バチはなぜか弱っているように見えました。女王バチを捕らえ、赤い屋根の巣箱に入れました。すると、多数の働きバチが、巣門で仲間を誘導し始めました。

巣門で仲間を誘導している 12時15分
蜂球が崩壊し多数のミツバチが飛び立っている 12時21分撮影

既に女王バチが1匹巣箱の中に入っているはずでした。しかし、分蜂の主体はこの弱りかけていた女王バチだと考えられます。それとも、同一の女王バチだったのでしょうか。

その後、赤い屋根の巣箱を移動し、巣箱台の上に設置しました。ところが、14時半頃、巣箱の周りの異状に気づきました。多数のミツバチが巣箱の周りを飛び交っていました。巣門の直下を見ると小さな塊がありました。

巣門の直下の小さな塊 14時31分撮影

その塊の中に、弱っている女王バチがいました。この女王バチは、巣には戻しませんでした。

弱っている女王バチ 腹部は膨らんでいない 巣箱に戻さなかった 14時36分撮影

この分蜂群を70群と名付けます。

今年 これまでの分蜂 9件 その1

今年はこれまでに9回の分蜂がありました。その内、分蜂元が分かっているのは、54群からが1回、11群からが4回、46群からが1回で、分蜂元が不明なのが3回でした。飼育していたもう1つの群である10群からの分蜂はありませんでした。

初回の分蜂(4月22日)

ムベに蜂球を作っていた 前日分蜂したのだろう 4月23日早朝6時43分撮影 

分蜂元は分かりませんでした。この分蜂群は、以前からお約束していた方にお譲りしました。この分蜂群を66群と呼ぶことにします。

2回目の分蜂(5月1日) 分蜂元54群

分蜂中の54群 13時31分撮影 
13時32分撮影
ビックリグミの木に蜂球を作った 14時3分撮影
分蜂群捕獲済の様子 分蜂群の直ぐ下方 14時49分撮影
池淵に置いた 15時6分撮影

この分蜂群は、知人にお分けしました。この分蜂群を67群と名付けます。

3回目の分蜂(5月3日) 分蜂元11群

11群で分蜂が始まっていた 10時49分撮影
庭の東方のブドウとアケビの蔓があるフェンスに蜂球を作り始めた 11時02分撮影
赤い屋根の巣箱Aに分蜂群を入れた 12時37分撮影
仲間を呼んでいる 13時17分撮影
元々の赤い屋根の巣箱Aの場所に設置した 15時9分撮影
巣箱の中の様子 15時10分撮影

この分蜂群を68群と名付けます。

4回目の分蜂(5月5日) 分蜂元不明

気づいた時には既に蜂球ができていた 初回の分蜂があった時と同じ場所(ムベのフェンス)だ 14時42分撮影
オリジナル10枚巣箱に収容した 
池のほとりに設置した 15時43分撮影

この分蜂群を69群と名付けます。