月別アーカイブ: 2023年7月

ニホンミツバチの様子(7月26日)

4月27日に、お借りしている畑の隅に設置した巣箱に、ニホンミツバチが入居しているのに気づいたことについて書きましたが、その後順調に増勢していったようです。
7月12日に、底箱の扉を開いて中の様子を見ると、既に底板近くまで巣が延びていました。巣箱の中は蜂たちで充満していました。

巣箱の中の様子 7月12日14時54分撮影

次の写真は、2ヶ月後の7月26日の様子です。

7月26日14時33分撮影
巣門の周り 14時33分撮影
巣門の裏側の蓋横(巣の中に通じる僅かな隙間がある)にも蜂がいた 14時34分撮影

下の写真は、5月9日に購入したニホンミツバチです。庭の車庫と倉庫の間に置いていた待ち箱は、お借りしている畑に移動し、替わってこのニホンミツバチを置いていました。その7月26日の様子です。

7月26日14時37分撮影
14時38分撮影

こちらのニホンミツバチも、今年の春の分蜂群ですが、まだまだ大きな群れには成っていないようです。

コガタスズメバチを撃退

7月23日、69群の巣箱で見慣れない光景を見ました。

7月23日17時21分撮影

働きバチが繋がって垂れ下がり、下部にはスズメバチがいます。スズメバチには動きがなく、既に死んでいるようです。
翌日、スズメバチが下に落ちていましたので、そのスズメバチを観察して同定することにしました。

単眼の周辺は必ずしも黒いとは言えない
2本の触角の付け根の間の形と黒みを帯びた色
頭楯の下端に突起が3個ある

以上の形態から、このスズメバチはコガタスズメバチのようです。

参照:「セイヨウミツバチがスズメバチを倒す」(2021年8月16日)

74群と78群の合同

7月3日、小規模な蜂球がフェンスにできていました。

7月3日11時26分撮影

7月1日と2日は、家を出ていましたので、いつ分蜂したのか、何群から分蜂したのかは分かりませんでした。それから3日経っても飛び去っていませんでした。
7月6日、この分蜂群を捕らえて、74群と合同することにしました。
74群は、5月20日に捕獲した分蜂群で、いつのまにか女王バチを失っていました。そこで、69群から卵がある蜂児枠を1枚74群に入れたのですが、女王バチは生まれませんでした。

フェンスにできた分蜂群は捕獲し難いため、一工夫することにしました。
69群から蜂児がいない少し巣盛りしている巣礎枠を取り出しました。わずかに蜜が溜まっていました。

69群から取り出した巣礎枠 16時19分撮影

この巣礎枠を分蜂群のすぐ横に吊るしました。

フェンスの北面 16時26分撮影
フェンスの南面 16時52分撮影

南面からよく見ると巣房を作っていました。

取り出した巣房

巣房を取り出した後、南面から薫煙器で煙を掛けて、分蜂群を巣礎枠の方へ移動させました。

フェンスから巣礎枠に移動した蜂群 北面の様子 17時25分撮影

巣礎枠に女王バチがいることを確認して、巣礎枠を74群の巣箱の中に入れました。

74群の中に分蜂群を入れた 17時30分撮影

蜂球痕に取り残された蜂がいました。

蜂球痕に取り残された蜂 17時48分撮影
右上に蜂球があった 左の巣箱が74群 17時52分撮影

これまでは、蜂球のすぐ近くに巣箱を置いて捕獲していましたが、今回は少し離れています。取り残された蜂たちはどうなるのでしょうか。
暫くして74群の巣門を見ると、十数匹が誘引行動を始めていました。

誘引行動をする蜂たち 17時57分撮影

翌日、フェンスにはミツバチはいませんでした。分蜂群に合流できたのでしょう。
分蜂群と74群との合同はうまくいったのでしょうか。

左側が今回の分蜂群 7月7日9時24分撮影
分蜂群の様子 9時26分撮影
もう片面の分蜂群の様子 9時26分撮影

巣箱の中にミツバチの死体は見当たらず、戦いはなかったようです。分蜂群の巣礎枠を74群の巣枠の横に移動しました。

分蜂群の巣枠を移動して74群と一体化した 9時27分撮影

この分蜂群を78群と呼ぶことにし、当面の間この合同群を「78群(+74群)」と呼ぶことにします。