昨日、49群が分蜂しかけたので、内検を行いました。すると、女王バチがいました。生まれたばかりの新女王バチのようです。ただ、昨日の分蜂時に既に生まれていたのかどうかは分かりません。
女王バチがいることが分かりましたので、王台を除去して確実に分蜂しないようにすることにしました。王台を十数個除去したのですが、除去した王台の中から羽化を済ませた女王バチが3匹出て来ました。




期せずして、女王バチが複数生まれる日に出会えたようです。
女王バチが出た王台を見ると、先端に蓋が付いたままになっていました。下の写真は、上記の女王バチが出た後の王台ではなく、別の個体の王台です。既に少なくとも3匹の女王バチが極く直近に羽化していたことが分かります。



王台の巣房は、二重の層からできているようです。外側は蝋なのでしょう柔らかい層で、内側は繊維のような破れ難い層でした。


また、羽化後の王台の底にはローヤルゼリーが残っていました。ローヤルゼリーは成長に必要な分量以上に、多めに与えられているようです。

先程の3匹の女王バチですが、この未交尾の女王バチも逃去防止器の隙間を通り抜けることはできないでしょうか。できないはずですが、試しに1匹を逃去防止器に入れてみました。



頭部は隙間を通るようですが、胸部が通らないようです。
ところで、この羽化したばかりの姉妹の女王バチを2匹同じ空間に入れるとどうなるでしょうか。アクリルケースの中に入れてみました。




案の定、戦いが起こり一方が瀕死の状態になりました。勝者の方の女王バチは無傷のようです。