スムシ対策として、自作の巣箱では底箱を2個作り、底箱を極く短時間で交換することで、巣箱の底の清掃をしています。
下の2つの写真はほぼ2週間後に取り替えた底箱です。
上写真と下写真の底箱の仕様の違いは、上は巣門が底面にあるのに対して、下は巣門が底面にはなく巣箱本体の途中にあります。その仕様の違いによる汚れの違いはあまりにもはっきりとしています。巣門を巣箱の底面に作るべきでしょう。
次もほぼ2週間後に取り替えた底箱です。
底箱を取り替えてしばらくしてから撮影しましたから、働きバチの数が少なくなっていますが、上の巣箱では、底箱まで働きバチで一杯でした。それに対して、下の巣箱は働きバチの数が少なく、底箱を埋め尽くすほどではありませんでした。その違いが、汚れの量の違いとなって現れています。
巣箱の底を清潔に保つには、底箱に数多くの働きバチがいるのがよいのでしょう。このことを言い換えれば、箱底の「ハチ密度」が高いほどよいと言うことになり、箱底の底面積を狭くすることで「ハチ密度」を高めることができるとも言えます。これは、どのような巣箱を作るかを考える際に考慮すべき知見になることでしょう。