フィプロニルの遅効性とは その時間は? その2

午前中の実験に引き続き、フィプロニルの遅効性について実験をしました。
1例目:

オオスズメバチ2匹が毒蜜を飲む 9月5日16時18分撮影
別容器に移した 16時28分撮影
押さえ板を押し上げて逃げたのだろう1匹になっていた 17時10分撮影

2例目:(1例目より小柄)
もう1匹、実験対象にしました。こちらもオオスズメバチです。

毒蜜を飲んでいるところ 18時1分撮影
スズメバチ巣駆除器の中に留めた 18時8分撮影

2例目は、19時44分時点で既に排泄をしていました。1例目は19時52分に排泄をしました。

2例目の排泄 19時44分撮影
左が1例目、右が2例目のオオスズメバチ 19時52分撮影

この時点で、2例共にフィプロニルの効果が現れているようです。更に20分後には、自由に歩けなくなっていました。

20時12分撮影

1例目は16時20分頃、2例目は18時ごろに毒蜜を飲んでいますから、服毒には1時間40分ほどの時間差があるわけですが、症状はほぼ同じ頃に現れたことになります。
薬効が現れるまでの時間は、1例目ではほぼ3時間30分、2例目は1時間45分となります。午前中に行ったコガタスズメバチの場合は、2時間強でしたので、薬効が現れるまでの時間は様々であることが分かります。
何れにせよ、2時間程度は薬効が現れないのなら、その間に、帰巣したスズメバチから仲間に毒剤が広がるのでしょう。
この後、22時ごろまで観察を続けましたが生きていました。翌日になって、死んでいるのを確認しました。

右が1例目、左が2例目のオオスズメバチ 9月6日撮影

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