午前中の実験に引き続き、フィプロニルの遅効性について実験をしました。
1例目:
2例目:(1例目より小柄)
もう1匹、実験対象にしました。こちらもオオスズメバチです。
2例目は、19時44分時点で既に排泄をしていました。1例目は19時52分に排泄をしました。
この時点で、2例共にフィプロニルの効果が現れているようです。更に20分後には、自由に歩けなくなっていました。
1例目は16時20分頃、2例目は18時ごろに毒蜜を飲んでいますから、服毒には1時間40分ほどの時間差があるわけですが、症状はほぼ同じ頃に現れたことになります。
薬効が現れるまでの時間は、1例目ではほぼ3時間30分、2例目は1時間45分となります。午前中に行ったコガタスズメバチの場合は、2時間強でしたので、薬効が現れるまでの時間は様々であることが分かります。
何れにせよ、2時間程度は薬効が現れないのなら、その間に、帰巣したスズメバチから仲間に毒剤が広がるのでしょう。
この後、22時ごろまで観察を続けましたが生きていました。翌日になって、死んでいるのを確認しました。