2月24日にⅢ型500mL大気圧蜜器を試用しましたが、今日は、昨日作成した設置台の上にその蜜器を置いて給餌しました。
設置台の上面はアクリル板です。これは繰り返し水で洗えるようにするためです。下の写真を見るとわかるのですが、アクリル板に汚れが付いています。この汚れは、蜜そのものです。蜜を吸引する際に肢や翅に蜜が付き、その蜜がアクリル板に付くのです。
このため、繰り返し洗えるようアクリル板を使いました。このアクリル板は、上面に固定しているのではなく、ただ被せているだけですから、簡単に取り外せます。
アクリル板は、寒い季節は黒色を、暑くなると白色を使います。特に黒色のアクリル板を使うのは、保温のためです。寒い季節では、蜜が翅について飛べなくなって蜜場に留まっていると、その内に体温が下がり、全く飛べなくなります。そして冷死してしまいます。黒色のアクリル板を使うのは、そのリスクを軽減するためです。
ところで、話は変わるのですが、こんな風景を見ました。
この場所は、昨日まで蜜器で給餌をしていた場所です。ただし、蜜器の下に敷いていた板は外して、この巣箱の本来の天板に変えています。ですから、この天板には蜜の汚れはないのですが、それでもミツバチが集まってきていました。今日の給餌場所はその近くです。
このことから、ミツバチは蜜を見つけて仲間を呼んだわけではなく、昨日までの蜜の場所を覚えていたことになります。自然界の花の場所も一晩置いても覚えているのでしょう。
ピンバック: 冬の巣箱外給餌を開始 | セイヨウミツバチの自然養蜂