赤い屋根の巣箱

「セイヨウミツバチの自然養蜂」用に「赤い屋根の巣箱」を作りました。

巣門側
側面(左)と裏面(右)
底箱
巣門にはスライド式のアクリル製(白)の開閉板が組み込まれている 夏は全開、冬は少しだけ巣門を開ける
巣門内側にはアクリル板が取り付けられている スズメバチが巣門を齧って拡張しても、アクリル板で阻まれる
本体の中 巣落ちを防ぐように4本の棒がある
本体の上に巣板用のすのこを載せる
このすのこの上にⅡ型280mL大気圧蜜器や固形餌を載せることができる
分蜂群を入居させた時や冬場はすのこの上に板を載せて、蓋裏に造巣することや寒さを防ぐ
本体側面にはM6規格の鬼目ナットを取り付けている M6規格のアイボルト等をねじ込むことができる ロープを掛ければ、巣箱の転倒を防ぐことができる
同じく本体側面にはM4規格の2個の鬼目ナットが埋込まれている 間隔は8cmで穴開けパンチの間隔だ 識別や名称・履歴などの書類を防水仕様にしてユリヤねじで取り付ける

また、本体側面には、角材が4箇所取り付けられています。上の角材は主に本体を移動させる際に持つためのものです。下の角材は主に側面の板材が曲がるのを防ぐためのものです。

蓋には換気口がある 冬場はこのように閉める
猛暑になれば換気口を開ける
スライド板を固定するための鬼目ナット ユリヤねじをねじ込む
蓋の裏 ユリヤねじを使わない時は、こんな風に蓋の裏から鬼目ナットにねじ込んで紛失を防ぐことができる
スライド板をユリヤねじで固定していない状態 蓋の裏からねじ込んだユリヤねじの末端が鬼目ナットから見える
本体の上には採蜜箱を載せることができる
巣枠は上方のみ M4規格の鬼目ナットと皿ねじで2本の巣枠を締めて巣礎を固定する
屋根の裏の様子 ずれ止めを施している

ところで、この「赤い屋根の巣箱」には、本体と採蜜箱の裏面に観察用の窓があります。観察をする時に白色のアクリル板を外します。

本体裏面の観察窓
採蜜箱裏面の観察窓
観察窓を開けたところ

この観察窓はペアガラス(ただしアクリル板)になっています。熱の出入りを防ぐ効果があると考えています。

観察窓のペアガラス

さて、この巣箱は、底箱・本体・採蜜箱・蓋・屋根から構成されていますが、その内本体と採蜜箱と蓋の被せには、「相欠きつぎ」相当の工法を用いています。

本体と蓋の合わせ部分 1枚の板をトリマーで削っている

真っすぐ上から被せるとしっかりとはまります。この工法により、外側から当て板を使って固定したり、ビスで固定しなくても良くなり、また持ち上げるだけで分離できるようになります。
底箱と本体の合わせ部分は、敢えて加工はしていません。底箱の上に本体を重ねる際は、まず少しずらして重ね、本体を滑るように動かして底箱に重ねます。こうすることで、蜂を挟み込むことが少なくなります。

スズメバチ捕獲器もこの「赤い屋根の巣箱」用に作りました。捕捉空間を2段にしています。

捕捉空間の前面はアクリル板を使っています。捕捉空間の前面が金網の場合、捕捉空間にいるスズメバチに向かってミツバチが戦いに行くことがあり、ミツバチが多数殺されることがあります。そこで、アクリル板で上下を遮断しました。
このアクリル板には、高さ6mm幅10cmの切り欠きがあり、オオスズメバチは通れませんがミツバチは雄バチも含めて通れます。アクリル板は、上方へ引くと取り外せます。スズメバチを取り出すのが容易です。

アクリル板を半分持ち上げたところ アクリル板の両側と下の板には溝が掘られている

「赤い屋根の巣箱」は、様々な機能を備えていますが、実際にそれらの有効性が検証できるよう、また、巣箱自体の耐久性と言う点でも検証できるよう、ミツバチが新居を必要とする季節が来るのを待ち遠しく思います。

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