5月2日に、初めて分蜂群の自然入居を観察したばかりでしたが、今日5月4日にも西洋ミツバチの自然入居がありました。
正午前、前回と同じ庭の西方の巣箱置き場に置いてあった重箱式の西洋ミツバチ用の巣箱に分蜂群が集まっていました。


巣門直下にもたくさんのハチがいました。よく見ると、働きバチの体色はどの個体も同じですが、雄バチの体色は大まかに言って2種類あるようです。

大部分のハチが重箱式の巣箱に入ったので、巣箱を池のほとりに移動しました。

ところが、巣箱置き場に残っていたミツバチたちは、すぐ隣りにおいてあった縦長式の巣箱に集まるようになり、巣箱の前面をかなりの数の働きバチが飛び交うようになりました。そこで、捕虫網で飛んでいるハチを捕らえ、池のほとりの巣箱まで持っていって、放つと言うことを繰り返しました。しかし、なかなか巣箱置き場のミツバチが減りませんでした。そうこうしている時、捕虫網の中に女王バチが入っているのに気づきました。女王バチが巣箱の前面で飛んでいたことになります。なぜそのようなことになるのかは分かりませんでした。ですが、女王バチを池のほとりの巣箱の中に入れて以降は、巣箱置き場のミツバチが明らかに減っていきました。

ところで、自然入居した重箱式の巣箱には、滅亡した群が作った巣板がそのままぎっしりと詰まっています。新たに巣板を作る空間はほぼないと考えられますので、分蜂時に腹部に溜め込んだ蜜からミツロウを作る必要がないように思えます。運んできた蜜を巣房に貯めているのでしょうか。
この分蜂群は、前日の5月3日に分蜂して、幸水梨に蜂球を作っていました。今日になってもまだ飛び立っていなかったのですが、巣箱置き場に大量のミツバチがやって来た直前には、蜂球がなくなっていました。状況から考えて、自然入居したのはこの分蜂群です。ただ、この分蜂群がどの巣箱から出たのかは分かりません。



この分蜂群を51群と名付けます。