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粘着捕獲器用の固定台を作る

赤い屋根の粘着捕獲器の1つを赤い屋根の巣箱を置いている台に設置していますが、捕獲器の縦幅の方が台の幅の30cmよりも長いため、捕獲器の脚が1部分はみ出していました。そこで、粘着捕獲器を台の上で安定させるために、捕獲器用の台を作成しました。

粘着捕獲器用の台

粘着捕獲器用の台の底面は、巣箱用の台から浮かせています。そうすることで、降雨後に両方の台が乾燥し易いようにしています。また、捕獲器用の台の中央は大きく空けていて、捕獲器に設置した粘着板を下から押して取り出し易くしています。

粘着捕獲器用の台の上に粘着捕獲器を設置したところ 11月2日
粘着捕獲器台の設計図

セイヨウミツバチがスズメバチを倒す

「熱殺蜂球」と言えば、ニホンミツバチがスズメバチを死に至らしめる蜂球ですが、セイヨウミツバチには、その習性がないとされています。
8月1日、ふとセイヨウミツバチの5群の巣箱を見ると、巣門前で蜂球を作っていました。そのこと自体は時々あることですが、よく見るとスズメバチらしいハチが蜂球の中にいるようです。ほんのしばらくして、その蜂球の一部が芝生の上に落ちました。

蜂球の一部が落ちた後 8月1日9時42分撮影
芝生の上に落ちた蜂球の一部 9時43分撮影

その続きは観察していませんが、夕刻になって見に行くと、スズメバチが死んでいました。

8月1日18時54分撮影

このスズメバチはとても小柄で、コガタスズメバチだろうと思っていました。今日になって実体顕微鏡で頭部を見ると、やはりコガタスズメバチのようです。(オオスズメバチとコガタスズメバチの頭部での見分け方には2つの方法があります。1つは頭楯の下部がオオスズメバチは突起が2つ、コガタスズメバチは突起が3つです。もう1つは、2本の触角の付け根の間の形の違いです)

頭楯の突起が3つあるように見える。また、2本の触角の付け根の間の形からコガタスズメバチのようだ 8月16日撮影
参考:オオスズメバチの頭部
参照:コガタスズメバチの頭部

セイヨウミツバチが、小柄とは言えコガタスズメバチを倒したのですが、「熱殺蜂球」に因るものだったのでしょうか。そのようにも思えたのですが、別のようにも考えられることに気づきました。
スズメバチが襲ってきたのですから、ミツバチは集団で応戦したのでしょう。すると、スズメバチを複数匹で取り囲むことになります。それが蜂球になります。多くのミツバチから反撃されて、やがてスズメバチは死に至ります。問題は、その際、死因が「熱殺」であったかどうかです。
そのように考えてもう一度写真を見ると、この蜂球では熱が篭りそうにはありません。恐らく、コガタスズメバチを死に至らせたのは「熱殺」ではなかったのでしょう。

今年初めての分蜂 「6群」

庭で飼育しているセイヨウミツバチの「4群」(昨年「2群」から分蜂)が、今日分蜂しました。今年になって初めての分蜂です。

分蜂中の「4群」巣箱の様子 3月26日10時43分撮影
庭のヤマモモの木に蜂球を作り始めた 10時53分撮影

この分蜂群を「6群」と名付けます。オリジナル10枚巣箱(写真の4群巣箱と同じ)に収容しました。